花から感じ取る季節
こんにちは。ericom です。
ここのところ、不安定な気温が続いているトロントです。
30度近い蒸し暑い天気が続くかと思いきや、
雨が降って、また15度前後の涼しい気候に戻ったり…
おかげで、なんだか気分も着る物も落ち着きません。☹
しかし、空気や景色から着々と夏へ向かっていることが感じ取れます。
いつの間にか、近所のカエデの木が新緑を通り越して
もう既に種を実らせているのが見えます。
種?!早くない?!
もちろん夏の兆しを感じさせるものは、他にもあって、
人々の服装であったり(10度超えたら半袖短パンビーサンが増加)、
サマータイムのおかげで9時近くまで明るい外だったりするのですが。
同時に、花の開花も目立ってきました。
先月は、桜やリンゴ、モクレンの花の開花が目立ちましたが
庭には、すずらんの姿も。
すずらんは、英語で Lily of the Valley といいますが、
主に5月に咲くので、別名 May bells ともいわれています。
花が涙粒のように小さく可憐なので、
スラブ諸語では girl’s tear とも呼ばれているようです。
6月に入って、すっかり枯れてしまったすずらんですが
今は、ゆりが咲いています。
ちなみに、ゆりは英語で lily といいます。
つまり、すずらんは「谷間の百合」という意味になりますね。
そういえば、日本の地元にはたくさんヤマユリが生えていたなぁ・・・
日本は田舎育ちの私なので
ついつい草花や木々の様子から季節を感じる習性が身に付いているようです。
子供の頃は、つくしやわらびを採って晩御飯のおかずに貢献していましたが、
さすがにトロントの住宅街には生えていませんね・・・
しかし、先日、朝顔の仲間と思われる花が咲いているのを見つけました。
いつもこの時期くらいになると、朝方~お昼に咲いているのは見かけますが
夕方には見かけない(=花が閉じている)ので、おそらく朝顔の一種だと思います。
ちなみに、朝顔は英語で Morning Glory といいます。
朝に起きた人だけが見ることができる栄光の花・・・とでもいったところでしょうか。
しかしこの朝顔、とっても小さいです。
1円玉程度の大きさの花が、地面から1センチくらいのところにひっそり咲いています。
他にもアザミやタンポポ、名もわからない野花が人知れず咲いているのを見て
『あ~、季節は移り行くのだなぁ』
としみじみ思う eircom でした。