トロントから飛行機で約5時間「ラスベガス」 | H.I.S.オススメ オトナの旅
ラスベガス。トロントから飛行機で約5時間の人気の高い観光地である。アメリカへ行く際は、トロントのピアソン空港にて入国審査をするため、最低3時間前には空港へ行かなくてはいけないので注意が必要だ。
さて、今回は朝の便でラスベガスへ向かったので、到着は現地時間の12時過ぎ。トロントにて入国審査は済ましてあるので、荷物ピックアップ後、スムーズに空港から出られる。今回の宿泊先は、ラスベガスストリップ通りの中央に位置する3つ星ホテル“Bally’s Las Vegas Hotel & Casino”。この立地にしては、リーズナブルな上、4年間かけて行われていたホテル大半の部屋のリノベーションが2018年に完了したので、部屋も比較的新しい。ラスベガスといえばカジノの街。ラスベガスのストリップに立地している大半のホテルにカジノが併設され、滞在したBally’sホテルも例外ではなくロビーの奥にカジノがあった。
多くのホテルは何かをテーマにしていることが多いことでも有名だ。例えば、ベネチアをイメージしたホテルでは、ベネチアのゴンドラを模倣したゴンドラライド体験ができたり、サーカスをテーマにしたホテルでは、無料で観覧可能なサーカスショーが行われている。建築や観光学等に興味がある人は、ホテルを一軒ずつ見て回るだけでも、かなりのエンターテインメントになる(ホテルに宿泊していなくてもホテル内の見学は気軽にできる)。
中でもベラージオの噴水ショーはラスベガスのシンボルと言っても過言ではない。BGMの音楽に合わせて行われる噴水ショーは誰をも感動させ、見逃せないスポットの一つだ。さらに、BGMは全部で26曲用意され、各BGMによってパターンが異なるので、何度でも楽しめる。お昼過ぎから夜中12時(日曜日のみ午後11時)まで15分もしくは30分毎に行われているので、必ずどこかのタイミングで鑑賞しに行くことをオススメする。
そして、ラスベガスからのオプショナルツアーといえば、グランドキャニオンツアーが一番に頭に浮かんでくるだろう。今回は1泊2日で大人気の3か所、グランドキャニオン、アンテロープキャニオン、ホースシューベンドを周遊するツアーに参加してみた。
一日目、早朝にホテルを出発、テレビなどでよく見るアメリカの壮大な景色の中を走っていく。外の景色を眺めたり、ガイドさんの話を聞いたりしているとあっという間にアリゾナ州へ到着。昼食をとり、最初に向かったのは、アンテロープキャニオン。アンテロープキャニオンはアッパーとロウワーがあるが、今回はアッパーアンテロープキャニオンへ。アッパーは上り下りがなく岩の中を歩き通り抜ける感じなので、お子様やお年寄り連れの方でも気軽にアクセスが可能だ。夏の間は、お昼前後の時間にビームと呼ばれる光の柱(太陽の光が谷の下まで届き、幻想的な光景を生み出す)が見ることができる。
次に向かったのは、ホースシューベンド。最近はインスタ映え・フォトジェニックなスポットとしても知られてきている。柵ひとつない断崖絶壁から見下ろす景色は写真では伝えきれないほどの絶景だ。ただし、本当に柵などが一切ないので、足元には十分注意が必要だ。
ツアー二日目は、グランドキャニオン国立公園観光へ向かう。サウスリム、ノースリム、グランドキャニオンウェストと三つのエリアがあるが、今回はサウスリムへ。大自然によって長い年月をかけて生み出された、辺り一面に広がる景色は、息をのむほどの美しさだ。思わず、〝地球は広い〟と再認識させられる。時間を忘れ、ずっと眺めていられる絶景を皆さんにも味わってもらいたい。
自然もシティもどちらも満喫できるラスベガス旅行。一生に一度は必ず訪れたい場所として必ず選ばれるほどの人気の場所である。ベストシーズンは4月~10月。8月は混み合うことが多いので早めの予約を!
カジノに興味がなくても、建築物見学やショッピング、シルク・ド・ソレイユのショーなど、様々なことが堪能できるほか、圧倒的な大自然を感じることができるグランドサークルも見逃せない。一度の旅行で広範囲にわたる分野を楽しむことができる最高のデスティネーションではないだろうか。