秋の紅葉も綺麗だったハリファックスとノバスコシア州の観光名所 | H.I.S.オススメ オトナの旅
あっという間に紅葉のシーズンも終わり、冬の足音が刻々と近づいてくる11月。皆さんはこの秋いかがお過ごしになられましたか?今回は秋の紅葉も綺麗だった、ハリファックスとノバスコシア州の観光名所へご案内!
ハリファックスは日本では余り馴染みがない都市だが、アトランテックカナダ最大の都市であり、ノバスコシア州の州都。大西洋に面した広い港は、自然の地形から出来たものだから驚きだ。港町ということもあり、古くから漁業も盛んで、日本からの漁業関係者も時期によって姿を見せる。このハリファックスの顔はもちろん「ウォーターフロント」。英国風のパブだけでなく、地ビール工場や新鮮なシーフードを扱うレストランも多く、観光客だけではなく地元の人たちにも愛されている。
そしてなんと言ってもこの街を語るに欠かせないのが、映画「タイタニック」ではないだろうか。ご存知の人も多いとは思うが、ハリファックスの海岸沖でタイタニックは沈んでしまい、この地はタイタニック号の救援の拠点となった。大西洋海洋博物館では当時のタイタニック号に関する写真や資料の展示、またこの事故で亡くなった方が埋葬されているお墓も少し街を抜けると見えてくる。
さあ気を取り直して、明るい話題に移ろう。この港町の背後にそびえるシタデル(要塞)は、星型要塞のある都市ということで、五稜郭をもつ函館とハリファックスは姉妹都市関係を結んでいる(一気に日本とハリファックスの距離が縮まった気がするのは気のせいだろうか)。要塞の建物は博物館となり、衛兵さんの交代式も目にすることが出来る上、港を一望できる場所として多くの人が集まる。
そして日本人に人気を誇る「赤毛のアン」シリーズ、第3巻「アンの愛情」が書かれたのもここハリファックス。プリンスエドワード島が聖地(?)ではあるが、ハリファックスも忘れてはいけない都市である。
さてハリファックスをあとにし、車で40分道なりを進むと小さな漁村にぶつかる。それがペギーズコーブだ。ペギーズコーブは町自体が保護区となり、新しい建物などやお店などを作ることが出来ないと言われ、某ファーストフードチェーン店が入ろうとしたが、即却下されたとも聞いた。さてこのペギーズコーブで有名なものといえば「灯台」だ。白い灯台に赤い帽子を被った灯台はとても可愛らしく、クルーズのシーズンなどになると何十台ものバスが入れ替わりで入ってくる。ギフトショップでは灯台グッズがずらりと販売され、レストランも併設しているので朝食や昼食も楽しめる(個人的にスモークサーモンとベーグルは新鮮でおススメ!)。
次第に混み合ってきたペギーズコーブを出発し、〝ライトハウスルート〟と呼ばれるリアス式の入り組んだ海岸線を走る人気ドライブルートを進むと見えてくるのが、1995年にユネスコの世界遺産に登録されたルーネンバーグ。カラフルな木造の建物やお家は、漁師が港町で酔っ払っても自分の家が分かるようにしたというから面白い。
突然だが皆さん10セントは手元にあるだろうか?この10セント硬貨に描かれているブルーノーズ船は、ルーネンバーグで作られたスクーナ船であり、レストランを併設する博物館にも資料や展示がされている。
可愛い港町を後にして次の目的地は、マホンベイ。セントジェームズ教会など3つの教会が湖面に映る風景はカレンダー写真に採用されることも多い。今回はハロウィンということもあり小さなダウンタウンは、各家庭力作のカカシが飾られていた。カカシの原型をとどめていないものも多かったが、訪れた人たちを楽しませるには十分だった。
まだまだ書き足らないことがたくさんあるので、次回へ持ち越しとしよう。