〆の1ページ おいしい一献
第1食目 「すしや 2周年記念コース」
○前菜6種
○刺身5種
○茶碗蒸し~トリュフ風味~
○自家製スモークはまちカマ
○にぎりと巻物
○本日のお椀
○お口直しデザート

振り返ると日本を離れて10数年。海外に長くいるとやはり旨い寿司が恋しくなる。鮮度、シャリのこだわり、握りの絶妙な感覚・・・そう、寿司は奥が深い。それにしても暖冬とは言うが、こんなに夜が冷え込むなら、やはり日本酒で暖まりたい。旨い魚をアテにして、ぐびぃっと喉を潤わす。そんな僕のワガママに付き合ってくれる期間限定コースが登場すると連絡をもらい、すぐに足を運んだ。
人気焼き鳥店ざっ串の扉を開け、右手の地下に下りるとそこにあるのは、隠れ家のような純和風造りの“すしや”だ。
「2周年記念コース」と題されたこの料理、やはり魅力は寿司・刺身。築地から仕入れる旬の魚で構成されるという。2月ならばサワラに期待したい。銀白色の腹部と蒼く鮮やかな背部。淡白な味ながら、風味と食感はまさにこの時期が格別だろう。握りは大トロ、ウニなど贅沢な一品が、赤酢を使用したマイルドで芳醇な同店ならではのシャリとハーモニーを奏でる。
ほぼ毎日変わるという前菜6種から始まり、芳醇な茶碗蒸しはなんとトリュフ風味。このコースの魅力はズバリ“香り”だ。卵とトリュフの相性が良いことは聞いていたが、口に含んだ瞬間に広がる強く華やかでミネラル感のある香りは食欲をさらに駆り立てる。そこへさらに運ばれてくる自家製スモークはまちカマ、ふわりと香ばしい甘い香りがテーブルを包み込む。リンゴチップで燻製したはまちカマを口に入れると、少し酸味を含んだ濃厚な甘い香りが口の中に漂う。トリュフとリンゴ。二つの香りとキリッとした日本酒はまさに絶妙のマリアージュだ。個人的にはぬる燗もいいかもしれない。香りと日本酒を堪能した後は、寿司屋らしいお椀と藤岡シェフの握りをじっくりと味わえばいい。そしてコースの最後はやっぱりデザート。甘いものはみんなの顔をにこやかにしてくれる。
一足早く賞味させていただきました2周年記念コース。新鮮な食材、創意工夫された日本酒とのマリアージュ、是非みなさんもご堪能ください。

エグゼクティブシェフ
“SUSHI BARすしや”
本格的な寿司をリーズナブルな価格で楽しめる。日本食をベースにしながらシェフの技術とアレンジで多国籍のテイストの料理も取り入れている。料理はMSGをほぼ使わず、自家製にこだわり、食材本来の味を提供する。アットホームな雰囲気で常連客も多く、一人でもカウンターでくつろげる。20名前後の貸し切りも対応可能。季節の食材を使ったスペシャルメニューも頻繁に出されるので、同店のFacebookの情報は要チェック。





