【第4回】変化する携帯電話。データスピード、5Gの可能性|カナダのけーたい屋さんが教えてくれる“海外携帯電話事情”
カナダで最初に携帯電話サービスが始まったのは1985年。移動中に電話ができるということで、当時は大きなニュースとなりました。
その後小型化し、そしてデータ通信が使える様になったことで現在ではインターネット検索や、アプリを楽しんだり、動画視聴も楽しめる様になりました。仕事の効率も携帯電話を使って大分上がったと感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
技術革新も著しく最初は2Gだったデータスピードも、3GからLTE、そして2019年現在での主流は第四世代、つまり4Gまで速くなっています。2016年にBELL MOBILITYとNOKIAがカナダで最初の5Gトライアルを成功しニュースになりましたが、それでは次世代5Gに変わるとどの様な変化があるのでしょうか。
理論上、4Gの約20倍の速度が可能になります。よりきめ細かい、キレイな動画がストレス無く見れる様になるでしょう。
2. 通信タイムラグが少なくなる
5Gのタイムラグは、遅延が1ミリ秒以下と非常にリアルタイムに近くなります。インターネット回線を使った電話でも、電波状況によって聞こえにくいことや、会話が遅れて聞こえることはほぼ無さそうです。
3. 同時接続数増加
4Gは、人が集まる所で繋がりにくくなるということがありますが、5Gはこれを解消!同時接続数が増えるので、イベント会場などでも快適に利用できます。
カナダ政府は5Gの電波帯オークションを2020年まで保留すると発表していますが、IoTの拡大を持って、生活が向上するのは間違いありません。タイムラグがほぼ無くなることで今まで不可能だった医療分野などのIoTが進むでしょう。読者のみなさまにとっては、まずはスマートフォンで家電をコントロールすることが身近になると思いますが、5Gサービスがとても楽しみです。
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けーたい屋 SAYAKA YU
日本ではドコモショップにて8年勤務、カナダでの携帯キャリアはFIDO、BELLを合わせ10年以上。わかりやすいご案内をモットーに、時代と共に変化する携帯事情を世界へ発信中。