MIRAY’S STORY #04

はじめまして、シンガー・ソングライターのMIRAYです!2013年にインディーズでデビューしEPをリリース、現在トロントを拠点にしています。日系社会においては2006年のJCCC紅白歌合戦に出演以来、新企会、Matsuri Festivalなど多方面で活動しています。以前何回かTorjaにアーティスト紹介で載せて頂いたのですが、今回は人生初の連載コラムでミレイの音楽だけではなく、日本からカナダへの道のりやニューヨークでの修行道中など盛りだくさんお話したいと思います。どうぞ宜しくお願い致します。
Chapter 4 アニバーサリー
4月13日は我が家にとって特別な日。日本から移住した記念日です!この歴史的な日は今でも鮮明に覚えています。きっとこれを読まれている移住者の方々も同じ気持ちかと思います。
まだ小学生だった私は母が何年もかけて1人で家族全員の永住権を必死に諦めず取ろうとした事を余り良く理解していませんでした。突然決まった引っ越しも喜ばしくなかったのを覚えています。誰だって子供ならそう思いますよね。自然豊かな鎌倉に慣れ親しんだ生活、そこにいる仲間から離れて遠い国に行ってしまうのはとても苦しかったです。
周りからは「どうしてそんな寒い国に引っ越すの?!」とまるでカナダ=北極みたいな印象で聞かれたのを覚えています。そもそもカナダが大好きだった母は私が小さい頃からほぼ毎年夏休みに家族で訪れていました。冬は母が以前住んでいたボストンとさほど変わらないと聞いていたし、「世界1住みやすい国」と言われるくらいなのだからそこまで大げさに寒さを強調しなくても…
引っ越して早速ホームシックになった私は全てが「日本の方が便利だ」とか「日本の方が美味しい」とか文句ばかり言っていましたが、母のこの国に対しての見方は違っていました。「そんなに便利で何がいいの?」と、それよりももっと大事な事があると教えてくれました。
その母の言葉はそもそもこの国に引っ越した真の理由に繋がるのです。
母の言う「住みやすい国」の定義は物質的に満たされる事ではなくいかに個人が尊重されるかと言う事です。それを理解するのに何年かが必要でしたが今ではこのカナダが大好きです。
様々な人種が混ざっている自分にとって、異文化が交わるこの国に住むことが何よりも心地良いのです。引っ越した当時は逆にそれがカルチャーショックでした。日本では初対面で必ずと言うほど聞かれるのが年齢ですがこちらでは年齢よりも何人?と言う質問が良く聞かれます。(ちなみに面接などで年齢を聞くことは人権違反とされていますのでご注意)日本では「何人?」なんて殆ど使わない質問ですよね(笑)
同時に異文化と交わると言う事は自分が持っている常識を覆させられると言う事にもなるのです。日本では「当たり前」と言うことが当たり前ではなくなるわけで、「空気を読む」とか「阿吽の呼吸」など存在しません。1つ1つ比べていたらきりがないけれど、今では母の気持ちが良く理解できるようになりました。
現在はネット通販が普及する中、日本の食文化やファッション、様々な日本のビジネスがトロントを中心に発信され、さらにJpopアーティストなどもこちらにツアーし、あちらこちらに日本語が聞こえてくるようになりましたね。居酒屋さんなどいるともはやどこにいるのか忘れてしまいます。恐るべしグローバル化!
話変わって今月はカナディアン・ミュージック・ウィークですね!カナダで最も人気な音楽フェスの一つ。世界中から音楽業界の関係者が集まる一大イベントで私も新曲のリリースを兼ねてトロントのどこかで演奏する予定です。まだ日にちと場所はヒミツです!なのでお知らせはツイッターかインスタグラム:@mirayholicをフォローしてください!メールでお知らせ希望の方はmirayholic@gmail.comにお名前とメルアドを添えてご連絡ください。
Miray
神奈川県鎌倉出身、親戚にグラミー賞受賞者を持つ音楽家族の元、幼少からドラムとタップダンスを始める。カナダ移住後ジャズやロックバンドでドラムを演奏、吹奏楽部でクラリネットを演奏。 15歳で初めてソロボーカルの舞台を経験。ヨーク/シェリダン大学デザイン科専攻卒。在学中にジャズ、ゴスペルコーラス、R&Bバンドに所属。現在デザイナー&シンガー・ソングライターとして活動中。世界的ドラマーのレニー・ホワイトにも曲を絶賛される。ボニー・ピンクやホリー・コールなどのジュノ賞ノミネートプロデューサー:マーク・ロジャーズと共に新曲作成中。
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