MIRAY’S STORY #13
はじめまして、シンガー・ソングライターのMIRAYです!2013年にインディーズでデビューしEPをリリース、現在トロントを拠点にしています。日系社会においては2006年のJCCC紅白歌合戦に出演以来、新企会、Matsuri Festivalなど多方面で活動しています。以前何回かTorjaにアーティスト紹介で載せて頂いたのですが、今回は人生初の連載コラムでミレイの音楽だけではなく、日本からカナダへの道のりやニューヨークでの修行道中など盛りだくさんお話したいと思います。どうぞ宜しくお願い致します。
Chapter 13 NAMM Show
さて年も明けて一番寒い(はず)の時期に突入しましたね。2月は正直苦手な月です。こんなに長くカナダに住んでいるのに寒いの嫌いなので…(笑)
年末年始は日本から母の元生徒で長年家族ぐるみでお付き合いしているお友達がウチに遊びに来ていてとても賑やかな年明けを過ごすことが出来ました。特に大好きなお正月は美味しい御節に囲まれて至福の時でした。「カナダでここまで本格的な御節が食べられるなんて!」と友達も大喜び。母は全て手作りで作っていて、もちろん調味料は普通のお砂糖ではなくメープルシロップ。自慢じゃないけどめちゃめちゃ美味しいです。皆さんは年末年始どうお過ごしでしたか?SNSでそれぞれの御節の写真とかも見るのが楽しみだったりしますよね。
今年はどんな年になるのだろうと考えると、やはり「忙しさ」という言葉から逃れられない一年になりそうな予感が早速します。なぜなら正月早々この記事を書いている中、LAに行く準備をしているからです。音楽業界の大イベント「NAMM Show」にこれから行ってきます!このイベントは2013年に初めて行って色々と刺激を受けました。何せ世界中から音楽に纏わる人々が訪れるのですから。セキュリティ関係でチケットを手にするのが非常に厳しく本当に至難の技でギリギリまで行くか行かないか謎だったのでホテル予約もあと少しで満員という感じでした。
「NAMM Show」とは「North American Music Merchant Show」の略しで主に最新の楽器や音楽サービスを紹介するフェスティバルのようなもの。皆さんお馴染みのYAMAHAはもちろん、聞いたことのない新しいブランドの紹介などもあったり、そのスポンサーを受けて来るミュージシャンや業界の方々が主に来る感じです。私が以前行った時はスティービーワンダーが新しいハーモニカをトライしに来たり、ジョージ・デュークがKORGでサイン会していたり、バンドのKISSもうろうろギターなどを見回っていました。そうなんです。とにかく超有名人が普通にそこにいるんです(笑)。その中、無名のミュージシャン達はまるでオーディションのように置いてある楽器を必死に弾き始めます。なぜなら多くの音楽家はここで引き抜かれてアーティストの専属バンドに入ったりツアー契約をすることを望んでいるからです。レベルが高すぎて圧倒されます。実際にビヨンセのドラマーはここで引き抜かれたそうです。会場は東京ドーム並みに広いので歩くだけでも一苦労。そして普通にだれでも楽器を弾けるようになっているのでドラムやトランペットなどとにかくウルサイという印象の方が強かったりします。耳栓を持っていこうかな(笑)。
基本表向きは楽器ショーですが、集まる大半の人たちは音楽仲間と再会したり情報交換をする社交の場。前回はドラマーのレニー・ホワイトやレディガガのプロデューサーなどとお話ししました。今回は以前話した「アース・ウインド・アンド・ファイヤー」のメンバーに招待され、向こうで会うことに!今のところ毎日が遊園地に行く前夜のようにドキドキワクワクしています。前回知り合ったインディーズのアーティスト達にも会えたらいいなぁ。
さらにLAではまだオープンマイクなど行ってないのでそれも制覇したいと思っています。
LAに行くのは今回で4回目。毎回色々と刺激を受けて帰るので今度はどんなアドベンチャーが待ち望んでいるのか楽しみです。
次回はもちろんこのLAの旅についてお話ししたいと思います。
Miray
神奈川県鎌倉出身、親戚にグラミー賞受賞者を持つ音楽家族の元、幼少からドラムとタップダンスを始める。カナダ移住後ジャズやロックバンドでドラムを演奏、吹奏楽部でクラリネットを演奏。 15歳で初めてソロボーカルの舞台を経験。ヨーク/シェリダン大学デザイン科専攻卒。在学中にジャズ、ゴスペルコーラス、R&Bバンドに所属。現在デザイナー&シンガー・ソングライターとして活動中。世界的ドラマーのレニー・ホワイトにも曲を絶賛される。ボニー・ピンクやホリー・コールなどのジュノ賞ノミネートプロデューサー:マーク・ロジャーズと共に新曲作成中。
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