楓の森の歩き方 第10歩

今年の冬はとても厳しく、長かったですね。これほど寒さの厳しい冬は、ここ20年来経験したことがありません。幼少の頃の厳しい冬の寒さと思い出を思い起こさせてくれました。
この厳しい冬を経験し、安全に過ごしてきた私たちに、オンタリオの大地から素晴らしい春のギフトの数々が贈られることでしょう。そして、春を象徴するひとつひとつのギフトに誰もが注意して観察するはずです。

4.スターフラワー 5.アメリカ・カタクリ 6.わらび
優美なワイルドフラワーもギフトのひとつ。
とても短い期間ですが、広葉樹林地帯のハイキングコース一帯にも咲いています。花たちの輝く日数はとても短く、4月の下旬から咲きはじめ、5月下旬の雪が完全に解けてしまう頃まで、広葉樹林の葉が生い茂り、太陽からの光を遮ってしまうまでの短い期間が見頃です。
4月の中頃、雪解けの水の音や、戻ってきた渡り鳥たちの鳴き声が澄んだ空気の中に響きはじめ、太陽の光と暖かな気候によって、雪の下にかくれんぼしていた森のフシギたちが顔を出してきます。
アルゴンキンパークで最も多く見られるワイルドフラワーは、Trout-Lily(アメリカ・カタクリ)です。霜が降りなくなった頃、シャープに尖ったカタクリの葉先が、シュガーメープルの枯れ葉で出来たマットの下から、元気よく顔を出します。カタクリは二三個の種を作ると言われていますが、土の中に残っていた古い種からも発芽し、広範囲に広がっていきます。
とても繊細なピンクのストライプ模様の入った花びらをもつスプリング・ビューティー(Claytonia virginica)は、塊根を地下に張り巡らせて、森の花のカーペットをつくります。
アルゴンキンパークの周囲には4種類のトリリアム(Trillium / エンレイソウ)が咲き、アルゴンキンパークでは主にレッド・トリリアムが見られます。面白いことに、このレッド・トリリアムは特に蜜もなく、独特の臭い匂いを放ちます。この匂いによってクロバエを寄せ付け、クロバエによって受粉を達成させるのです。
トリリアム(エンレイソウ)は近縁種が日本や中国でも見られますね。
(Claytonia virginica)は、塊根を地下に張り巡らせて、花のカーペットをつくります。
アルゴンキンパークの周囲には4種類のトリリアム(Trillium エンレイソウ)が咲き、アルゴンキンパークでは主にレッド・トリリアムが見られます。面白いことに、このレッド・トリリアムは特に蜜もなく、独特の臭い匂いを放ちます。この匂いによってクロバエを寄せ付け、クロバエによって受粉を達成させるのです。
トリリアム(エンレイソウ)は近縁種が日本や中国でも見られますね。
アローヘッド州立公園やアルゴンキン周辺ではホワイト・トリリアムの群生が見られ、1937年に州立公園のエンブレムに指定されました。ホワイト・トリリアムは個々に育つ種で、種はアリによって分散され、巣に運び帰ったものは富栄養素として大切に保管し、食べられます。
きっとアルゴンキンのような高地と厳しい気候がホワイト・トリリアムを守っているのでしょう。
もうひとつの春の森からの素晴らしいギフト、山菜。こごみやわらび、そして珍しい行者にんにく(Wild Leek)などの山菜も芽を出しますよ〜。
州立公園内では、これらの野の花や野草を摘むことは禁じられていますので、見て楽しみ、思い出の一枚として写真に撮って楽しんでくださいね。
さあ、新しい生命の息吹と恵みあふれる春の森へ出かけましょう!
もっともっと春の野の花たち続きはWebへ
Facebook
www.facebook.com/
Website
www.
email
info@ontariooutdooradventures.com
Holly Blefgen (ホリ―・ブレフゲン)
オンタリオ・アウトドアアドベンチャーズの代表。ナチュラリスト。春から秋にかけてカヌーととトレッキング、冬はテレマークスキーでネイチャーフィールド へ。30年余りに及ぶガイド経験を持ち、オンタリオ州及び日本における文化・歴史・自然にフォーカスしたツアーを通して、クライアントとその情熱を共有す ることを愉しみにしている。
写真提供: Fulton’s Suger Bush Photos/artwork/layout 尾西 知樹 Translator: 瀬川 貴子










