楓の森の歩き方 第16歩

鮮やかな広葉樹たちの紅葉が終わりに近づき、トレイルが色とりどりの落ち葉のカーペットに覆われるころ、訪問客も減り、アルゴンキンパークはホッと一息ついていることでしょう。
晩秋に入るこの時期、森が静けさを取り戻した時期を見計らうかのように、そして晩秋の訪れをひっそりと祝うかのように、針葉樹のタマラック(Tamarack:アメリカカラマツ)が、その枝葉を黄金色に変え、まるでクリスマスツリーに飾るモールのような金色に輝きます。

あまり知られていないこの時期の森の変化、みなさんご存知ですか?
この時期にまだ訪れたことがない方は、是非一度訪れてみることをおススメします。
落ち着きを取り戻した森は、静寂の中、独特の雰囲気に包まれていて、頭の上から足元までこの時期特有の変化をゆっくりと楽しむことが出来ます。厳しい冬を前にした空気は凛と冷えながらも、どこか夏の名残のような暖かさも含んでいて、自然との対話を一番楽しめる時期かも知れません。
タマラックは、針葉樹の仲間で針葉の部分が黄金色に変化した後は全て落葉し、越冬の準備に入ります。落葉する針葉樹は世界でも珍しく、針葉が落ち黄金色のカーペットが木の下一面を覆い、それが土の下にある芽などを守ります。適応性に長けていて、沼地や湿地帯、砂利の多い地域や剥き出しになったベッドロックの上にも驚くほど大きなタマラックが見られたりします。
タマラックの松ぼっくりはとても小さく繊細で、春には雄花と雌花、両方の花をつけます。
タマラックの不思議のひとつ、他の針葉樹と異なり葉のない状態で越冬すること。
それにはどのような手段があり、どうやって冬を乗り切る栄養素を蓄えているのでしょうか?
実は、土の中に全ての秘密があります。タマラックの根は、土の中の菌類との共生関係によって養分をとります。赤松と松茸にも同様の関係性があるように、他の針葉樹にも菌類との共生関係は必要不可欠なのです。木はキノコ類へ糖分を、キノコ類は木へ栄養素を供給し共生関係が成り立っています。
秋は、菌類がキノコを作る働きを目で見て学ぶことの出来る特別な時期でもあります。
森に入ってどの木とどのキノコが共生しているかを見つけるのも面白いですよ。
森は、冬の訪れに備えしっかりとその準備を整えつつ、黄昏れ時の輝きを放っています。
足元ではキノコたちがポコポコと登場し、シマリスや赤リスたちは冬ごもりの準備に大忙し、静かになったハイウェイ沿いのエリアに動物たちも帰ってきます。
さぁ、黄金のアンコール、静寂の中の祝祭の森へでかけませんか?
湿地帯、砂利の多い地域や剥き出しになったベッドロックの上にも、驚くほど大きなタマラックが見られたりします。松ぼっくりはとても小さく繊細で、春には雄花と雌花、両方の花をつけます。
タマラックの不思議のひとつ、他の針葉樹と異なり葉のない状態で越冬すること。それにはどのような手段があり、どうやって冬を乗り切る栄養素を蓄えているのでしょうか?
実は、土の中に全ての秘密があります。タマラックの根は、土の中の菌類との共生関係によって養分をとります。赤松と松茸にも同様の関係性があるように、他の針葉樹にも菌類との共生関係は必要不可欠なのです。木はキノコ類へ糖分を、キノコ類は木へ栄養素を供給し共生関係が成り立っています。
秋は、菌類がキノコを作る働きを目で見て学ぶことの出来る特別な時期でもあるんです。森に入ってどの木とどのキノコが共生しているかを見つけるのも面白いですよ。
森は冬の訪れに備え、しっかりとその準備を整えつつ、黄昏れ時の輝きを放っています。足元ではキノコたちがポコポコと登場し、シマリスや赤リスたちは冬ごもりの準備に大忙し、静かになったハイウェイ沿いのエリアに動物たちも戻ってきます。
さぁ、黄金のアンコール、静寂の中の祝祭の森へ出かけませんか?
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Holly Blefgen (ホリ―・ブレフゲン)
オンタリオ・アウトドアアドベンチャーズの代表。ナチュラリスト。春から秋にかけてカヌーととトレッキング、冬はテレマークスキーでネイチャーフィールド へ。30年余りに及ぶガイド経験を持ち、オンタリオ州及び日本における文化・歴史・自然にフォーカスしたツアーを通して、クライアントとその情熱を共有す ることを愉しみにしている。
写真/アートワーク/レイアウト : 尾西 知樹 翻訳: 瀬川 貴子











