祝12周年!13年目の挑戦!|カナダのしがないラーメン屋のアタマの中 第77回
今月、ラーメン雷神はおかげさまで創業12周年を迎えることができました。飲食業は10年以内の廃業率が9割と高く、しかも海外での挑戦という状況でここまで来られたのは、ひとえに日頃よりご愛顧いただいている皆様のおかげと深く感謝申し上げます。
12周年という節目を無事に迎えられたことに感謝の気持ちを込めて、12月13日から15日までの3日間、先着50名様に1.2ドルでラーメンを提供するイベントを開催します。50名以降になってしまっても、期間中はすべてのお客様に12%のディスカウントがつきますのでご安心ください。また、今後の新しい挑戦に先立って、デザイナーさんに作製してもらったオリジナルのトートバッグやビールジョッキの記念品を販売いたします。皆さん、お時間がありましたら足を運んでくださると幸いです。
宣伝からはじまってしまいましたが、今回は13年目以降に目を向けた、ラーメン雷神の新たな挑戦について書いてみようと思います。
人は、世の中の平和や正義のためといった大きな目的から、家族や生活のためという真っ当な理由まで、さまざまな理由を駆動させて働いています。僕も家族の幸せや自己実現のために働いている一方で、ラーメンで人々の生活に変化を与えたい、世界にインパクトをもたらしたいという大義が共存しています。
ビジネスオーナーとして会社を運営していると、この個人の働く目的とは別に、法人としての大義というものを考えるようになります。そしてそれは、個人の集合体としての会社というハコを利用して、一人では成しえない大きなことにも挑戦できる可能性を秘めているため、いろんなことに想いを巡らせる楽しい作業です。もう少し具体的に言い換えると、会社に残った利益で、どんな面白いことが出来るだろうか、ということを自由に夢想する、という仕事になります。
例えばそれは、アニバーサリーイベントとして1.2ドルでラーメンを提供することだったりするわけですが、13年目以降の雷神は、やんちゃでわんぱくなティーンネイジャーよろしく、遊び心を持って運営していこうと思っています。
手始めに、年明けからマーチャンダイズの販売をはじめます。Tシャツやキャップなどの商品からスタートして、いずれは丼なども展開していく予定です。
また、毎年恒例のカンパニートリップに、多少の自己負担をお願いすることにはなりますが、来年はパートタイマーも連れていきたいと考えています。雷神では社員、アルバイトというくくりがなく、フルタイマーとパートタイマーという働く時間の区分けがあるのみで、そこに上下関係はありません。この考え方を行動でしめすため、来年はパートタイマーを含めたスタッフみんなでカンクンにいってきます。
待遇面でもこの考え方が反映されていて、雷神では年2回、パートタイマーを含めた全スタッフにボーナスを支給しています。2024年は総額で3万5千ドルを超えるボーナスを支給しましたが、来年は総額5万ドルのボーナス支給を目指します。徐々に原資の比率を上げていき、いずれは年間で10万ドルのボーナスを支給するのが目標です。
また、従業員が日本のECサイトを利用して購入した品物を、転送サービスを利用してカナダに送ってもらうなどの福利厚生も考え中で、これも来年には実施したいです。
そのほか、休みの日のまかない制度や、年に4回のスタッフパーティー、卸値で食材が買える共同購入制度など、雷神はさまざまな取り組みを行っているので、詳細はウェブサイトをご覧ください。という事で今回は、雷神って良い会社ですよ、というお話でした。ジョブアプリケーションもウェブサイトからどうぞ!