天皇陛下の65歳誕生日を祝うレセプション、日系文化会館で開催|#Social Scene
2025年2月21日(金)、 松永健・在トロント日本国総領事は日系文化会館(JCCC)にて、天皇陛下の65歳の誕生日を祝うレセプション「天皇誕生日祝賀レセプション」を開催した。会場にはカナダ政府関係者、外交団、ビジネスリーダー、学術・文化関係者、日系コミュニティーの代表など、約420名の来賓が出席。日加両国の長年にわたる友好と協力関係を祝い、天皇陛下のご健康と皇室のご繁栄、そして両国関係の一層の発展を祈念した。
当日は、来賓を代表して、ヤアラ・サックス・メンタルヘルス・依存症担当大臣が祝辞を述べたほか、ロバート・オリファント外務大臣政務官が挨拶と乾杯の発声を行い、カナダ政府としての祝意と日本への敬意を表した。
松永総領事は挨拶の中で、日本人は、ナイアガラの滝に代表される雄大な自然、モンゴメリの文学に象徴される文化、寛容で安全な社会、そしてカナダ人の優しさに長年魅了されてきたとし、友好の深化を支える両国市民社会の交流の重要性を強調し、出席者一人ひとりに感謝を述べた。
また、大阪・関西万博の開催に触れ、未来社会の課題解決に向けた国際協力の重要性を強調。さらに、戦後80年を迎える日本の平和への歩みを振り返り、カナダとの協調の意義を述べた。また、直前に行われたG7外相会合(ミュンヘン)にも言及し、国際社会における日加の連携強化への期待を示した。
会場では、響和太鼓による迫力ある和太鼓演奏、エリザベス・サントス氏による両国国歌の独唱が披露され、厳かながらも心温まる雰囲気に包まれた。また、生け花の展示、日本各地の観光名所や2025年大阪・関西万博、日本酒の魅力などを紹介する映像も流れ、日本の伝統と現代の魅力が会場を彩った。
さらに、企業や県人会の紹介コーナーも設けられ、地域や業界を超えた交流の輪が広がるとともに、日本産の高品質な水産品を使用した本格的な和食が提供され、合わせて17種類におよぶ日本酒が振る舞われるなど、五感で日本文化を体験できるひとときとなった。