第9回 TOEICを勉強するメリットとは?|かおる先生のプチTOEICセミナー
TOEICを英語向上のツールとして使うのはとても良い手段です。TOEICのL&Rテストではリスニング力とリーディング力を、S&Wテストではスピーキング力とライティング力を測定することができます。
Q 語学留学しているのですが、英語が思うように伸びません。なぜでしょう?
A 簡単な会話表現はすぐに身につきますが、高い英語力を身につけるにはある程度の勉強が必要です。私はトロントで日本人留学生1,000人以上に英語指導をしてきましたが、英語が伸びない人に共通するNG項目が大きく3つあります。いずれかの項目に当てはまっていませんか?
NG1: 集中して学習できる時間を確保していない
伸び悩む生徒からは「仕事が忙しくて勉強できていない」という声をよく聞きます。語学留学の場合、「働きながら英語を学ぶ」はずが、生活資金稼ぎが目的になってしまい、勉強時間が取れないまま留学を終える人が少なくありません。スキマ時間を活用してコツコツ励む人もいますが、「スキマ時間だけで勉強できる」と誤解して、学習時間を十分に確保していない人も多く見ます。私の学校の生徒で、順調に英語力を伸ばしている生徒は、週平均で約10時間勉強しています。一定の時間、集中して学習に取り組む環境づくりが大切です。
NG2: いろんな種類の英語を「つまみ食い」している
基本ですが、目的に応じた英語学習が大切です。目標設定においても、漠然と「英語を伸ばしたい」ではなく、具体的な目標を設定することが大切です。英文読解力を上げたいと言いながら、英会話クラブ通いに勤しんでいる生徒がいました。「英語」という共通項はありますが、両者は学習内容・方法が大きく異なります。実際、この生徒は目標達成までに長い時間を費やすことになりました。英会話、英文読解など様々な英語を学ぶのは良いことですが、それが「つまみ食い」状態になり、中途半端な学習をしていては英語力向上につながりません。
NG3: 英文法の学習は意味がない、単語は使うものだけでOK、という姿勢
多くの人が言う「日本で文法・単語を勉強したのにちっとも話せない!」から来るものかもしれませんが、こうした姿勢では、ある一定のレベルには行けても、それ以上のレベルに到達するのが難しくなり、自分の知っている英語、つまり「自分英語」だけでやり過ごす状態になってしまいます。「自分英語」が定着してミスが直らなくなる現象もあり、これを言語学では「化石化」と呼んでいます。英語学習とは、知識に磨きをかけ、自身の言語領域を広げていく作業です。英文法のルールを覚える、知らない単語を覚えるといった地道な努力が「自分英語」からの脱却を手助けしてくれるはずです。
それでは、本年も、皆様にとって充実した学びがたくさんある年になりますように!
かおる(EBLS代表・99 Institute Toronto校 TOEICコース講師)
トロント大学院で英語教授法を学び、語学学校(ESL)で英語講師の経験を経た後、英語学校EBLSを設立。日本人のための英語指導に力を注ぐ。





