味よし！雰囲気よし！気軽に立ち寄れるサクッと飲んでつまめるトロントの一軒｜特集「自粛そして日常へ」

　すっかりの秋模様のトロント。コロナの心配はまだまだあるとはいえ、寒い冬が来る前にもう少しトロントの街歩きを楽しんでおきたいところ。そんなあなたにおすすめしたい今回の９軒は気軽に立ち寄れるカフェレストランやワインバー、ブリュワリーパブだ。味よし、雰囲気よし、だからと言って気兼ねせずサクッと飲んでつまめるお店を紹介。

「MOCA」でアート鑑賞した余韻とともに

　Dundas Westにあるこちらのロケーションは静かな区画にあり、Queen Westの店舗よりものんびりリラックスできる雰囲気なのが良い。天気がいい日は広めのパティオがおすすめ。おしゃれな店内でも飲食可能。メニューは曜日や時間帯によって変わり、軽いスナックからスモークブリスケットや、週末にはブランチも楽しめる。ドリンクメニューは隣接されている「Henderson Brewery」のドラフトビールの他、各種クラフトビール、カクテルなど。真横にある「MOCA（Museum of Contemporary Art Toronto）」でアート鑑賞した後、都会の喧噪から離れてここでビールを飲みながらひと休みしては!?

店内のインテリアや食器を楽しみながらワイン片手におしゃべり

　Lansdowne駅から徒歩5分のところにあるこちらのレストランは、とにかく店内のインテリアや使用している食器がどれも可愛くて見ているだけでもワクワクする。フードはサンドイッチやサラダがメインで、程よいポーションが女性には嬉しい。ドリンクはビール、サイダー、特にワインのセレクションが豊富。コンパクトなサイズだが日光がたっぷり入る明るい店内で、ランチを食べながらワイン片手に友達とおしゃべりするにはもってこいだ。フレンドリーでアットホームな雰囲気なのでふらっと1人で立ち寄って１杯楽しむのにもおすすめ。

いま人気の「オレンジワイン」をワインバーでカジュアルに

　お洒落なバーが軒を連ねるDundas×Ossingtonエリアにあるこのお店は、堅苦しさが全くないカジュアルなワインバー。最近人気の独特の芳醇な風味が特徴のオレンジワインも取り扱っている。白ぶどうを原料に赤ワインの製法で作られたオレンジワインは、皮由来の香りや白ワインにない複雑な味わいが楽しめるので一度は試す価値あり。スモールタパスの他、ポルトガル発祥のピリピリチキンなど、どれもワインとの相性は抜群。もちろんビールも飲める。現在、店内は数席のみとパティオで営業している。週末になるとお洒落なローカルたちで賑わう街頭を眺めながらワインを飲むのもまた楽しい。

やっぱりブリュワリーパブでフィンガーフードとビールを気軽に楽しみたい

　こちらのBrewery pubではチキンウイングやピザなどのフードと共に「Woodhouse」のビールを楽しめる。Dundas・College・Lansdowneが集合するエリアにあり近くを散策中に立ち寄ってサクっと飲むのには最適な場所だ。パティオと店内どちらも飲食可能。最近はDine-inよりもテイクアウトの方が忙しくなっていると、とても優しい雰囲気のマネージャーさんが話してくれた。店内は広々としていて、フレンドリーな雰囲気と適度な接客がとても心地良い。テレビが5台ほどありスポーツ観戦も出来るので試合の夜は予約も可能。

大人気店の焼きたてのワッフルで、ブランチに軽く一杯なんてどう？

　マーカムを含め全６店舗を展開しているワッフルブランチで人気のお店。焼きたてのワッフルでエッグベネディクトやサンドイッチが味わえるとあって、ランチどきにはかなり混み合う。もちろんコーヒーと合わせても間違いないが、実はビールやホットトディなどのアルコールもあるのだ。現在はパティオも併設している為、開放的なパティオでのブランチは冬が来る前に必ずやっておくべき。店名の通り、ローカルのアーティストの作品が店内に展示されており購入することも可能だ。

ピンクの壁、テーブルを彩る小さなお花などキュートな気分で満たされたいときは

　Harbord St沿いのこちらのカフェレストランはブランチどきにはカップルや女性客でとても賑わっている。カンカンとは、1800年代のフランスで発祥した大衆舞踏である。フレンチテイストの店内はインテリアにとてもこだわっていて、ピンクの壁やテーブル毎に置かれている小さな花など女性心をくすぐるものばかり。４時以降はドリンクメニューが増え、ワイン、ビール、カクテルがスモールプレートと共に楽しめる。インスタ映え必須の可愛いが詰まった場所で気分を上げたい時に是非おすすめ。

南米ムードに浸りたいときはキューバのストリートフードをどうぞ

　「Medianoche」と呼ばれるキューバのサンドイッチやキューババーガーなど、キューバのストリートフードを味わえるお店。バンズもデザートも手作りで、ビールも自社ブランドのものだ。キューバ料理はあまり馴染みがない人でも気軽に楽しめる。現在Dine-inはパティオのみだが、Ossingtonロケーションでは店内奥のスペースでグループでの予約を受け付けている。カラフルでどこかレトロな雰囲気の店内は南米感があって可愛い。サクッとつまんで飲んで、雑貨屋さんなどがあるお洒落なRoncesvallesエリアを散策する最適なお店だ。

ビールもサイダーも自家醸造、野菜も自家栽培。サステイナブルな魅力あふれるお店

　Leslievilleまで少し足を伸ばしてみると、こんな素敵なBreweryを発見。ドリンクの種類もさることながら、フードメニューもかなり充実している。というのも、なんとルーフトップにある畑で野菜を自家栽培しているそうだ。毎週土曜の10時から13時に採れたてのフレッシュな野菜をFarmers Marketとして店頭で販売している。ビールもサイダーも自家醸造、野菜も自家栽培のとてもサステイナブルな魅力あふれるお店だ。周りにはバーやカフェ、ペイストリーショップなどもあるので散策するのも楽しい。

キジ、バイソン、エルク、カンガルーなどのゲームミートのソーセージをビールとともに

　自分の好きなものを選べるBuild Your Ownスタイルが特徴の、King Westの人気ホットドックのお店。中でもソーセージの種類はスタンダードなポークから、キジ、バイソン、エルク、カンガルーまで多種多様。ビールの種類も豊富でビールフライトもあり、少し変わったホットドッグをあてにビールが進む。店内は長テーブルとベンチが配置されたお洒落な食堂のような雰囲気。こちらで一杯やって軽く腹ごしらえしてから別のバーをはしご、なんていうのも遅くまで賑わうKing Westエリアを楽しむ方法の一つだろう。