平均価格は緩やかな上昇傾向|家を買いたい!数字で解説トロント不動産マーケット
住宅マーケット年別比較チャート
出典: TREB ※グラフはデタッチからコンドまで全てのタイプを含めたものであり、トロント市とその他GTAを含めた平均です。

2020年5月のTREB全域の総取引数は4606件となり、2019年同月の9950 件からマイナス53.7%と大きく後退しました。新規リスティング数はマイナス53.1%、有効リスティング数はマイナス42.8%とどれも大幅に減少しています。急いで売りに出そうとする件数も少なく、価格的には穏やかに上昇といった感があり、ひところの高騰続きの頃に比べはるかにバランスの取れたマーケットになっていると言って良いでしょう。ただし物件タイプやエリア、価格帯などで違いがあるのは知っておく必要がありますね。
<全物件タイプの平均価格>
全物件タイプを含む平均価格は86万3599ドルで、昨年5月比でプラス3.0%となっています。平均売却日数は32日間とプラス18.5%になり、比較的スローなペースです。

物件タイプ別に平均価格を見ますと、全体的には緩やかな上昇傾向と言ったところでしょうか。
マーケットの下方圧力は半年〜1年程度は継続か!?
ライアソン大学の都市研究と開発センターの調査によると、2019年7月1日以前の1年間のGTA人口増加は北米各都市部で一番の増加を記録しています。
トロント市単体で見ますと、他都市に移動した人口も含めネット4万5742人の増加となっています。トロントに人口が集中する理由として好調な経済やハイテク・IT産業の伸び、多文化都市で移民を受け入れやすいなどが挙げられています。
COVID-19によりトロントへの人口流入は短期的に落ちますが、長期的には人口増加傾向が続くと見られています。それが不動産価格上昇の背景となっているのは間違いありませんね。

D.H. Toko Liu(劉 東滉)
オンタリオ州政府公認不動産免許保持。日本生まれカナダの高校大学を卒業。日本での営業管理・経営、及び不動産管理業を経験、移民し現在に至る。





