不動産の総取引数は過去最低レベル。停滞が常態化するマーケット動向|家を買いたい!数字で解説トロント不動産マーケット

住宅マーケット年別比較チャート

2025年2月のTREEB全域・全物件タイプの総取引数は4,037件となり、2024年2月の5,562件からマイナス27.4%と大きく減少しました。2021年のピークでは同月1万件を超えており、その半数を大きく下回る過去最低レベルです。
全物件タイプの平均価格は108万4,547ドルで、昨年同月の110万9,450ドルからマイナス2.2%の減少。新規リスティング数はプラス5.4%、有効リスティング数はプラス76.0%でした。
平均売却日数は43日間で、2024年同月の37日間からプラス16.2%の増加。マーケットの動きの緩慢さが通常となっている様子です。
物件タイプ別に平均売却価格を見てみますと、
の順に並びました。
TOKO’s EYE
失業率が全国的に高止まりするなか、消費者マインドは冷え込み不景気感が漂っていると感じられます。カナダ中銀は先日3月12日に政策レートを0.25ポイント切り下げました。昨年から続くレート切り下げの一環であり、これにより現レートは2.75%となります。マーケットもそれに反応し動き始めるかと期待されるところですが、状況はそこまで単純ではないようです。
アメリカの貿易摩擦の影響か2月のインフレが2.8%に急騰し、これは政府ターゲットの2%を大きく上回っています。これを受け今後のレート切り下げは一時停止となるのではないかと予測もされます。高コストによるインフレ上昇と、低迷する需要による下方圧力を両方を見ながらとまり、政府は難しい舵取りを迫られています。





