勝手にリコメンド!トロントのロックバンド「UFORIA」
トロントのインディーズバンド「UFORIA」のベーシストDanielさんに、彼らの音楽について、トロントでのライブの楽しみ方などをお話しいただきました!
Q1 「UFORIA」というバンド名の意味を教えてください。
A1 本来のスペルはeuphoriaです。強い興奮と幸福感に包まれている状態をイメージしています。
Q2 いつから音楽活動を始めましたか?
A2 12歳からです。思い出せる限りの記憶では、父はギターを持っていましたが、クローゼットの奥にしまっていて、私は彼が弾いている姿を一度も見たことがありませんでした。それでも何度かそのギターを目にしていて、次第に興味を持つようになりました。そしてある日、友人の家に遊びに行った時に、彼もギターを持っていることを知りました。また、彼の父はそのギターで私に数曲演奏してくれました。その日をきっかけに、私はギターのレッスンを受けることを決意して、練習を開始しました。
Q3 どのように演奏のスキルを磨いたのですか?
A3 12歳から14歳までRoyal Conservatory of Musicでギターを学びました。他のメンバーは、幅広い音楽経験があります。ボーカルのMichaelはヨークユニバーシティの音楽学科を、ギターのAdamとドラムのJulienはハンバーカレッジのジャズプログラムを卒業しています。現在、彼らは音楽を教えています。
Q4 どんなアーティストに影響を受けましたか?
A4 バンドとしては、Incubus, Billy Talent, Sum 41などに影響を受けています。個人としては、特にクラシックのロックミュージックが私のアイデンティティを確立したと言っても過言ではありません。Led Zeppelin, Pink Floyd, Rush, Jimi Hendrix, Van Halen, Iron Maiden, Guns n’ Roses, Queen, Black Sabbath…挙げればキリがないほど。最近では、Emancipator, John Frusciante, Nujabesなどを聴くとインスピレーションが刺激されます。
Q5 UFORIAの曲もほとんどがオリジナルですし、Danielさん自身も個人で作曲活動を行っています。曲作りについて教えてください。
A5 曲は書くというよりもインスピレーションが沸いて降りてくるイメージです。強い思考と感情が形となって現れたものが曲になるとでもいいましょうか。私の場合、音楽は降りてきた瞬間から形作られていて、すでに洗練され、固まった状態です。しばしば手は加えますが、ほとんどが最初の状態で完成しています。
Q6 UFORIAの音楽にはどんなメッセージを込めていますか?
A6 UFORIAというバンド名の通り、私たちの音楽を聴くことで、激しい興奮と幸福感に包まれていただければ幸いです。
Q7 バンドにとって、ライブはどのような存在ですか?
A7 ライブは、私たちがみなさんと繋がることができる本当に大切な時間です。友人と楽しい時間を過ごし、一緒に音楽を作ってもらえたら嬉しいですね。踊ったり、歌ったり、思い思いに自由に過ごして欲しいです。
Q8 ライブ中にはどんなことを感じていますか?
A8 パフォーマンス中はもちろんエキサイティングしています。アーティストとしてだけでなく個人としても、パフォーマンス中は自分が何者であるか、自分の可能性を実感することができる貴重な時間です。ステージに立っていると、みなさんの視線を一身に浴びているように感じ、自分自身でも最高の演奏を行うことができます。
ライブ来てくれる人々は、何かしらの希望を持って足を運んでくれていると思います。私たちはその想いを感じて、音にして届けることが演奏だと信じています。
Q9 ライブ中に観客に望むことはありますか?
A9 私たちは観客の皆さんに望むことは何もありません。あえて言えば、パフォーマーに少しでも注意を向けていただければ嬉しいですね。ライブは自由に、自分自身の方法で楽しんでいただきたいです。
Q10 次のアルバムのリリース予定はありますか?
A10 ちょうど先日録音を終えたところです。2月の中旬までにはリリースできる予定です。リリースパーティも予定していますので、ぜひ遊びに来てください。
Q11 トロントに住む日本人はどのように、UFORIAやその他のバンドの情報を手にすることができますか?
A11 たいていの夜、ダウンタウンの中心部にあるバーに出掛ければ、インディーズバンドのライブを見ることができますよ。また、インターネットで探してもいいと思います。UFORIAは、FacebookやTwitter、Soundcloud、ReverbNation、Youtubeなど多くのソーシャルメディアで情報を発信しています。または、私たちのホームページをぜひチェックしてみてください。www.uforiamusic.ca
Q12 トロントでおすすめのライブスペースを教えてください。
A12 ローカルバンドのためのライブスペースは、トロントの至るところにあります。例えば、Horseshoe Tavern, Lee’s Palace, Dakota Tavernなどが特に有名です。また、月曜日はthe FreeTimes Cafe、木曜日はthe Kensington Lodgeで開催されるライブにぜひ足を運んでみてください。地元の才能豊かなインディーズバンドのライブを体感することができますよ。
Q13 読者の方にメッセージをお願いします。(彼の言葉をそのまま紹介します)
Q13 Toronto is our home, yours and ours! It is in our best interest to make it as hospitable as possible. I believe very strongly in the transformative power of the arts and encourage you to share your story, whether it be with a pen, or a brush, an instrument or a poem. The arts are an integral part of society and important to personal and social development.
にこやかな表情で一つ一つの質問に丁寧に答えてくれたダニエルさん。ヨガに精通していたり、日本の文化に興味を持っていたりと、話しているだけでピースフルな人柄が伝わってきます。しかし、ひとたびステージに立てば、情熱的なパフォーマンスで観客を魅了!UFORIAのメンバーそれぞれのライブアクトもとてもかっこいいので、ぜひライブを見てもらいたいです。2月には新譜のリリース、そしてリリースバーティーも予定しているということなので、興味のある方はぜひ彼らのメディアをチェックして、ライブへ足を運んでみてください!
*Profile*
UFORIA: www.uforiamusic.ca
Michael Ursini: lead vocal & guitar
Adam Brik: lead guitar & vocal
Julien Bigras: drums
Daniel Salij: bass & vocal
Facebook: www.facebook.com/uforiamusic