「世界のウチナーンチュの日」トロントで沖縄フェスティバルが盛大に開催|第二特集「日加交流特別イベント」

「世界のウチナーンチュの日」とは
沖縄県は、県民や県系人も含めた沖縄に関わる全ての人々の繋がりである「ウチナーネットワーク」の継承と発展に向けて、第6回世界のウチナーンチュ大会の閉会式が行われた10月30日を「世界のウチナーンチュの日」として制定した。
沖縄県 世界のウチナーネットワーク
強化推進 沖縄文化芸能指導者 派遣事業


「世界のウチナーンチュの日」に関連して、イベント等を実施する海外県人会に対し、沖縄の持つ多様で魅力的な文化芸能の指導者を派遣し、その活動を支援することで、沖縄が持つ魅力を海外に発信するとともに、海外県人会と沖縄のつながりを継承・発展・強化する事業。


トロント球陽会(トロント沖縄県人会)は10月27日(日曜日)にMomiji Healthcare Societyで「世界のウチナーンチュの日」沖縄フェスティバルを開催した。当日は沖縄文化芸能指導者派遣事業にトロントが選ばれ、新里直子琉舞道場の新里直子先生、莉乃さん、そしてコーディネーターとして龍神伝説総長の上江洲安秀さん、3名がトロントに派遣され、琉球舞踊の指導と成果発表、インストラクターとしての舞踊を披露した。

舞台では、沖縄を象徴する自然や生活、そして歴史を反映した演目が発表され、それぞれ出演者の情熱が伝わるパフォーマンスが観客を魅了した。演目は、琉球舞踊の美しさが披露され、沖縄特有の獅子舞が一人の舞手によって力強く表現されたほか、沖縄発祥の武術である空手の演武や、歌のパフォーマンスのほか、太鼓のリズムに合わせて楽しむ沖縄特有の遊び心あふれるステージや、沖縄民謡の代表曲を優雅な舞踊で表現する演目などが観客を大いに楽しませてくれた。


特に沖縄の誇りを歌う楽曲は多くの人の心を揺さぶり、琉球舞踊の繊細な美しさや琉球の物語を紡ぐような優雅な舞、琉球舞踊の指導を受けた2名の生徒のパフォーマンスも見事だった。最後はイベントのクライマックスを飾る全員参加の「唐船ドーイ」が踊られ感動的に幕を閉じた。


トロント球陽会(トロント沖縄県人会)所属
新里 花野さん(現在トロントに留学中)


プログラム一覧
- 踊いくわでぃーさー(直子琉舞道場)
- 独り獅子(上江洲安秀さん)
- 空手(修道館ファミリー空手センター)
- 芭蕉布(セイコさん、ショウさん)
- 遊び庭(トロロ、ユミさん/祭り太鼓)
- てぃんさぐぬ花(トロロ、直子琉舞道場)
- 島人ぬ宝(トロロ、ミコさん、ショウさん)
- 空手(田舎空手道場)
- ダイナミック琉球(上江洲安秀さん)
- かせかけ(莉乃さん/直子琉舞道場)
- 上り口説(花野さん/直子琉舞道場)
- 貫花(直子先生)
- 浜千鳥(今回の受講者みどりさん、メアリーさん)
- 谷茶前(莉乃さん、花野さん/直子琉舞道場)
- 唐船ドーイ(全員)

今回の沖縄フェスティバルは、球陽会にとって初の大きなイベントで、沖縄県の1事業の「世界のウチナーネットワーク強化推進」沖縄文化芸能指導者派遣事業に応募し、県の協力のもと成功に導くことができました。
私がトロントに留学していることもあり、幼い頃から習っている琉球舞踊を海外に発信したい想いもあり、沖縄で琉球舞踊道場を持つ、師範の母を指導者としてトロントに派遣をお願いしました。

実際に沖縄県からコーディネーター1名、指導者2名がトロントに来て、舞踊をやってみたい人に1から教え、本番の日曜日に披露しました。初めての沖縄文化芸能ステージのため、私たちも何を魅せるかを何回も考え、琉球舞踊、エイサー、獅子舞、球陽会からの三線、そしてトロント外からの空手やピアノできる沖縄出身の方をお呼びしてコラボ演奏や空手実演をプログラムに入れ、沖縄の伝統文化芸能を存分に組み込んだステージとなりました。特に琉球舞踊は、分類すれば、古典踊り、雑踊り(ぞうおどり)創作、の3種類ですが、これら全ての踊りをトロントの方々にお見せしました。

本番は想像よりも来場者が多く集まり、より多くのトロントの方々に「沖縄」を知っていただき、伝統芸能を魅せることができ、とても嬉しく思います。来場者に見せるだけでなく県人会メンバーや出演した他の方々へも沖縄の懐かしさ、今でもこうして次世代に受け継がれている伝統芸能が存在していることを実感できたと思います。

今回、私のやりたい芸能発信をさせていただいた、ケン・デイビス球陽会会長、役員の皆様、通堂トロント様、沖縄県観光推進課、コーディネーター平田大一様、派遣者のコーディネーター上江洲安秀様、指導者新里(しんざと)直子先生、古堅(ふるげん)莉乃様、ほか関係者皆さまに、この場をお借りして心から感謝申し上げます。
私の留学の目標の一つ、カナダと沖縄の架け橋が少し実現できたこと、とても嬉しいです。
トロント球陽会
ケン・デイビス会長

世界のウチナーンチュの日」のお祝いに深く関わる中で、私の心には不安、驚き、満足、感謝、そして期待という5つの感情を抱きました。何カ月にもわたる準備の末に迎えた当日は、すべてが間に合うのかという不安と、ここまでやり遂げた喜びが入り混じる複雑な心境でした。

しかし、当日会場には160~180人もの予想を超える観客が集まったことには驚きました。さらに、派遣インストラクターや新里直子さんの美しいパフォーマンスに加え、わずか3日間で難しい舞踊を踊りきったみどりさんとメアリーさんの姿には胸が熱くなり、涙が出そうになりました。


多くの方々の努力が形となり、観客や出演者からの温かいフィードバックをいただけたことで、成功をおさめることができたという満足感を得ることができました。このような取り組みを可能にしてくださったすべての方々に心から感謝を申し上げます。
今回の経験を通じて、ウチナーンチュとしての誇りや文化の絆を再認識し、この素晴らしい伝統を次世代へと引き継いでいきたいと強く感じています。
また、今回の成功を通じて多くの教訓を得ることができました。
今後も12月1日の「Shochikubai Kai」パーティー、1月19日の「JCCCお正月会」、そして2月の「球陽会新年会」などコミュニティーイベントにもより良い形で臨めるでしょう。
ケンさんから関係者の皆さんに感謝のメッセージ

*感謝の気持ちが伝わるよう英語原文をそのまま転載します。
Sakura Shimada (thanks to Anzu Hara for bringing us together). Sakura was our first sanshin player; she arranged much of our activities until she needed to return to Okinawa; but even from there she helped us by designing totes in Okinawa to help the Okinawan Instructors raise money for their trip to Canada.

Natsuyo Higa, introduced to me by Sakura san, has proven to be a skilled sanshin player and gifted artist who worked tirelessly promote the event. She was the one who painted the three panels for the stage which made the atmosphere so Okinawan. She also designed some of our fund raising merchandise. She was the one who found accommodation for the Dispatch Instructors.
Kano Shinzato, who came to us during the last Oshougatsukai, has been the catalyst who through undying devotion to her craft and dream of bringing Okinawa to Canada, inspired us all to work even harder to make the event a reality. She was the glue that bonded us together with the Okinawan Dispatch committee, and who introduced us to her Mother, Naoko sensei, Naoko’s assistant Rino, and ultimately to Yasu Uezu, the coordinator of the event. Her intelligence, talent, skills and strength have impressed every one of us.
Victoria Davis, who helped create many ideas that we used, and up until she left the Committee for reasons, contributed much time and effort in securing us locations where the instructors could work with local children and seniors.
Jeff Tamagi, who stepped forward with many useful suggestions, became our auditor so we could keep track of expenses, and who, at great inconvenience to himself, unselfishly transported the Instructor Group to wherever they needed to be. So much of what made the day a success was dependent on him.

Kota Uechi, who worked behind the scenes to help us find the right location for the celebration, who provided a location for us to meet when we needed to meet off-line, who provided much needed transportation from and to the airport for the Instructors, and who provided the fundraising food and drink to the audience. His Okinawa Soba was gone in less than 15 minutes.
Catherine Kiyomi Nakaza, who joined most recently, and became our valuable accountant, and who helped guide us to make good decisions for the day. She has seen what we have done, and with her viewpoint as a lifelong member of the Kyuyokai, has given us valuable analysis and insight from the program. She too, shares our dream.
The Okinawan Dispatch Instructors, without whom this day might not have been possible. Naoko Shinzato, Rino Furugen and Yasu Uezu. Three names that will stay with us, because they brought the true taste of Okinawa to the stage, and to the atmosphere of the entire room. Kano could probably be added to this group as she is a member of Naoko sensei’s dance studio, and allowed us to be in touch with the Instructors for months before they actually arrived. I cannot thank them all enough for what they have done for us.

















