カナダ発!女性が作る女性のための商品・サービス徹底紹介 #007 グリーンシャンプー編
O’right
体に良いだけの時代はもう終わり!体と環境の両方に優しい土に還るシャンプー
カナダは言わずと知れたエコ大国である。日本にいた時は、リサイクル出来るものといえばペットボトルやアルミ缶くらいしか思いつかなかったものだが、カナダでは実に多くの製品に“RECYCLABLE”のマークを見つけることができるだろう。そんなカナダに、体と環境の両方に優しい世界一エコなシャンプーがついに上陸した。
O’right社は、体と環境の両方に優しい製品を作るという信念のもと、2002年に立ち上げられた。現在はアジア、イギリス、ヨーロッパ、アメリカ、そしてカナダへと次々に世界進出を果たし、製品が販売されている国は32カ国に上る。
同社はシャンプー、コンディショナーに始まりスタイリング剤やスカルプケア剤などヘアケア製品をメインとし、加えてボディーソープも販売している。一つ一つの製品の成分割合を見てみると、なんとその90%以上が天然成分で作られ、体に悪影響を及ぼすとされてきたパラベンや合成着色料、ホルムアルデヒドなどといった8つの毒素を世界で唯一完全に取り除くことに成功した、まさに世界で最も体に優しいシャンプーなのだ。
シャンプーの種類はおよそ10種類ほどあり、ゴジベリーやグリーンティーが使われていたりと、天然由来成分にこだわって作られているのがよく分かる。また成分だけでなく、乾燥肌、オイリー肌、敏感肌用など自分の体質によっても商品を選ぶことが可能だ。他には、髪の痛みやヘアカラー後のトリートメントに最適なシャンプーなど、その人の髪に合ったシャンプーを見つけることもできる。
一方、環境への取り組みに関しては、まずはその製品のボトルに注目してもらいたい。ボトルは白を基調としたスリムなボディ、キャップの茶色い部分は竹でできており、今までのシャンプー業界には無い、なんともスタイリッシュなデザインだ。そして、このスタイリッシュなボトルがなんと土に還るというのだから、全く驚きである。
まず、彼らはそのボトルを100%生分解性のあるものにしようと考え、そして、果物や野菜、植物といったものから抽出したデンプンを利用し、このボトルを作り上げた。当然のことながら、使用後のシャンプーボトルを土に埋めれば、時間が経つにつれ、ボトルは堆肥や二酸化炭素、水へと姿を変えていく。そして面白いことに、製品の中には“Tree in the Bottle”というラインナップがあり、その名の通り、土に還った後、やがてそこから木の芽が出る!というようなものまである。植林活動は世界でも盛んになってきているが、シャンプーボトルを埋めて植林する時代など、一体誰が想像できただろうか。
そして、O’right社のさらなる驚きはここからだ。この会社の信念は体と環境両方に優しいというものであったが、その想いは製品だけにはとどまらず、供給側のすべての面において、エコで環境に優しいライフスタイルを伝えるべく、徹底的に“エコ”にこだわっているというのだ。
O’right本社には、太陽光と風力を使った発電システムが備え付けられており、商品製造にまつわる電力はこのようなシステムによって賄われている。他にも雨水や製造途中で使われた水をうまく再利用するなど、環境に優しい工夫がその製造過程にまで盛り込まれており、こちらが目を見張るほどの徹底ぶりなのである。
そのような努力が着実に実を結び、O’right社は創業から現在まで、エコにまつわる数々の賞を受賞。その名はもちろんの事、人と環境へのこだわりを世界中に知らしめている。だんだんと寒くなり、乾燥も気になるこの季節。体にも、そして環境にも世界一優しい、O’right社のシャンプーを、エコ大国カナダにいるあなたに是非ともおすすめしたい。