マッサージ・セラピストが教える身体と健康 #05
ソチ五輪金メダリスト羽生選手専属のマッサージ・セラピストが教える身体と健康 #05
青嶋 正
RMT:カナダ公認マッサージセラピスト / 日本オリンピック委員会 日本スケート連盟の強化スタッフ
第5回 肩こり予防法
今回は肩コリを予防するポイントについて考えてみたいと思います。色々な理由により肩の周辺に緊張が起こり様々な不快感を起こします。基本的には、筋肉の血行が悪く硬くなった状態です。それにより痛みが出たり、動きが悪くなったりします。耐えられないほどではない為、長い間放置されたり、慣れてしまって気にしないという方までいます。
肩こりの状態を判断するポイントとして、まず肩甲骨の動きを確かめます。
肩甲骨は色々な場所に筋肉が付着して肩の動きと共に動きます。逆にいうと、肩甲骨が動かないと肩の動きが悪くなってしまいます。肩の動きが悪くなると筋肉が十分に伸縮しないので血行が悪くなりコリの原因となります。
肩(腕)を真横に挙げる動作は耳に触るくらいまで すなわち180度あるはずですが、鏡の前で試したら肩の高さくらいで止まってしまう人もいると思います。これは、一定の筋肉が運動を妨げる例です。この場合、腋のしたの筋肉が硬くて伸ばせないので動作を妨げていると考えられ、結果的に肩コリを引き起こす原因となっています。
すなわち、肩コリを感じる場所とその症状を引き起こす原因箇所の両方の改善が必要だということです。
ストレッチなどのエクササイズをする際は、各動作を何のために行なうのか理解したり、関連動作をセットで行うと効果が大きくなります。また、正しい動作をした時の感じ(ストレッチする場所)を覚えておくのも正しい動作をするコツです。よくある間違いは、ストレッチ動作がキツイので、楽な方へ微妙に角度をずらして効果の無い動きをしてしまう事です。
今回ご紹介するのは、自分で出来る簡単、効果的「肩コリ防止」エクササイズです。
- 壁に背を向けて肘を肩の高さで90度に曲げます。(指先は天井を指します)
- 肘の位置を後ろの壁の方へ動かなくなる迄引きます。
- このポジションから壁に沿ってゆっくりと肘を上下させます。
正面から見てインベーダーゲームの様な動きになっていれば合格です。 (表現が古いかもしれません。)
肩の深部のコリを緩和するのに有効です。
是非お試し下さい。





