バレエの先生のストレッチが効かない理由|オリンピック選手もサポートするカナダ公認マッサージ・セラピストが教える身体と健康【第73回】
Covid-19の影響でオンラインクラスになってしまったバレエのレッスン。ジャンプや大きく動くことができない等問題点もあるものの、バーレッスンを中心に進められているそうです。
レッスンに参加するカメラの位置が固定なので、余り先生から注意されることはなく少しサボれるかと思いきや、いつも以上に細かい指摘を受けると驚きも。それは良いのですが、問題点もあるそうです。
例えばストレッチクラス。床の上で足を前に伸ばし、上半身を前に倒して腿の裏や臀部を伸ばすストレッチの際に、アドバンステクニックとして壁に足の裏をつけて(足首を90度立てて)より深くストレッチする方法を教えて貰ったそうです。
普通は、足首を立てると、より深くストレッチ出来るのですが、バレリーナには逆に全然効かない方法になってしまいました。
どういう事かというと⁉
バレリーナは先生よりも柔軟性が高いため、壁より先のスペースがないとストレッチできないのですが、壁に足をつけることにより前方の十分なスペースがなくなってしまい、壁よりも前方のスペースを利用し前傾して手を伸ばしてストレッチするバレリーナには逆効果になってしまったのです。
このケースはストレッチ等のコンディショニングを指導する難しさを表しています。先生とバレリーナの身体の状態は違うので同じ方法では同じ結果が得られないのです。
多くの人が勘違いしているポイントです
つまり、有名なインストラクターやコーチの指導を受けても自分が上達するとは限らないのです。ここを理解しないと無意味な時間と費用を浪費することになります。
解決方法は?
反対に自分のコンディションを正確に見極める人から指導を受ければ効率的に長年の問題を解決することができます。
長年改善しない問題は、重症なのではなく、原因が見つけづらいケースが殆どです(基本的に重症は長く我慢出来ないので何らかの処置がなされている可能性が高い)。何故見つけづらいかというと、一般の検査では問題視しない所に原因が存在するからです。
ここをカバーするには、各個人のコンディションを見極める眼力や、長い経験が必要となります。
本当の原因を特定出来ると、具体策は割と簡単で本人が毎日正確に10分間セルフマッサージするだけで、過去何年間も悩まされた問題がコントロール出来るようになります。バレリーナだけで無く一般の方の肩こり腰痛、肩が上がらないなどの慢性症状も同じです。
◆この様なアプローチがお望みの場合、 tadshiatsu@gmail.com または 647-828-0700 などに相談することをお勧めします。
▶ブログ「金メダルに導くマッサージセラピストの目線」https://massage.sablage.biz/でも多くのエピソードをご紹介しています。
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