留学カウンセラーが歩んだカナダ留学 第23回 就職への道
East-Westカナダ留学センタートロントオフィス 高林紘子

卒業後の就労ビザを用いての仕事探しも前半は難航しましたが、運命のいたずらのせいかその後次々と企業から反応があり、逆にどの仕事を選ぶべきなのか自分の将来的な方向性を改めて模索する機会が与えられました。
勿論どの仕事も自分のキャリアを積む為にはとても役立ちそうなものばかりでしたので、その中から最も自分に適した仕事を絞っていくのはとても難しい選択でした。ただ、留学センターの仕事はすでに採用が決まっており、トレーニングも開始される事になったのでいよいよ仕事をスタートできるという嬉しさは強かったといえます。
留学センターでの仕事を始めると、以前小さな語学学校で働いていた頃の経験も役立つことが多々あり、今までの自分の留学生としての経験と知識も活用できる場があらゆるところにみられ、留学生のみなさんへの対応にも一切抵抗を感じることがありませんでした。そう考えると、せっかくそういったありがたい環境が整っている中、このまま他の仕事をとるかどうかを悩んでいる時間が何となくもったいないように思え、このまま留学センターの仕事で頑張っていくのが自分にとって一番自然な行き先ではないかという感覚が強くなり、結局他の仕事は自分から断ることにしたのでした。
当時はこの選択に対し、周りの友達などからはなぜ私があえて大手のホテルや航空会社などの仕事に挑戦せず、地元の駆け出しの小さな留学センターでの仕事を選んだのか疑問だといわれることもあったのですが、なぜか不思議とこの仕事に決めた時点で感覚的にしっくりいくものがあり、疑問や不安を感じることはありませんでした。勿論、留学センターでの仕事というのはその後に就労ビザや永住権に繋げていくことを考えたら難しい条件のものとは分かっていましたが、それでもその時の自分にとって一番合っている仕事だと感じたことに素直に従いたかったのもあります。
留学センターでは、これから会社の知名度も上げる必要があり、自分のカウンセラーとしての存在も確立していかなくてはいけないプレッシャーのようなものはありましたが、この会社を利用してくれている皆さんとカウンセリングをしていきながら自分もそういった出会いに学ぶものが多く、また自分の仕事が実を結ぶのを見ていくと、やはりこの仕事を選択したのは間違いではなかったのだとつくづく感じます。
ただその後も仕事が決まったからと言って安心している暇はなく、あっという間に1年が過ぎ就労ビザ申請という大きな難関を乗り越えなくてはいけませんでした。就労ビザはすでに取得が非常に難しいものといわれていたので、まずはその下調べもしっかり行い、自分でできるだけの知識をつけてから、移民コンサルタントの完璧なお手伝いを頂き、幸い就労ビザの取得も無事に達することができました。その後も非常に良いタイミングで、 永住権申請の規準を満たすことができ、良い縁に恵まれた形で移民申請を完了するに至りました。
こうした流れで、運命とまで言ってしまうのはオーバーですが、必然的に落ち着くことになっていたのではないかといえる現在の仕事にめぐり合い、自分も過去の経験を活かしながら、自分らしいスタイルで多くの留学生や同僚、学校のスタッフの方たちと仕事をすることになり、振り返れば少しずつ私のカナダへの夢実現のレールも引くことができたと実感できました。
今となってはこの留学センターの仕事は私の人生で最も大きな比重を占めている存在であり、この仕事をしていなかったら私のカナダ永住への夢実現も全く違った形になっていたと思います。改めて人の縁や人生の偶然と必然のサイクルのようなものを感じずにはいられません。そしてしっかりとしたビジョンを持ち、信じること、そしてそれに向けて努力することで自分のレールはどうにでも引くことができるのだということ。こういったことをこれからも留学生の皆さんにこの仕事を通して伝えていくことが自分の使命なのだと勝手に感じています。
次回からはそういった意味で、留学に関して皆さんに私なりのアドバイスを少しずつ書かせて頂けたらと思います。
高林紘子
East-Westカナダ留学センタートロントオフィス日本マーケットマネジャー。
静岡県出身。2001年語学留学でトロントに渡来。語学留学とビジネススクール、ワーホリなどを経たのち、ジョージブラウンカレッジに入学。貿易とビジネスマネージメントを学び成績上位者Dean’ s Honour のタイトルを得てPost-Graduate Diplomaを取得。カレッジ卒業後、現職に就き就労ビザを経て永住権に至る。





