留学カウンセラーが説く留学の心得 Vol.14
East-Westカナダ留学センタートロントオフィス 高林紘子
現地についていよいよ学校スタートを迎えると、まさにこれからが留学の一番メインになる行事が始まると言うことで緊張も高まり、気分も引き締まる感じを覚える方が殆どでしょう。日本人ですと殆どの場合「自分は結構シャイで人見知りをしてしまうタイプなので」と言って学校でなかなか自分から人に(しかも慣れない英語で)話しかけることに勇気が持てず、抵抗を感じてしまったりするように思います。中には全然人見知りな性格ではないはずなのに、英語で他国の留学生に話しかける事ができず、「シャイなので」と誤魔化す人さえ見られます。ただ、学校初日に自分がどう振舞えるかはそれから先の学校生活を楽しむための一番重要なキーポイントとなるところなのです!
到着編1:学校初日には少し勇気を出して積極的に明るく振舞いましょう!!
学校の初日というのは、勿論誰しも緊張するものではあります。大抵のケースがまず学校でレベルチェックのテストと色々な説明が入るオリエンテーションが行われますが、全ては英語で行われるのでその慣れない環境にナーバスになってしまう方のほうが多いと思います。ただ、それは実際日本人に限らず他の国からきている留学生も少なからず同じ状況で気分が高まっていたり緊張をして地に足がついていない感覚になっている人も沢山いるはずなのです。
勿論不安な事も沢山あると思いますが、そんな時に誰かが自分に声を掛けてくれたら、一気に気持ちが楽になったり嬉しくなったりしませんか?それは実際他の人も絶対に同じ気持ちでいるはずです。誰も話しかけないでくれ、などと思っている人はいないでしょう。
だからこそ、こちらから少し勇気を出して他の留学生に話しかけてみてください。会話が続かなくても一言二言ずつ質問してみたり、自己紹介を交わしたりしてみると、お互いの緊張が緩和される感覚になると思います。そうする事で自信に繋がり、更にまた他の人にも話しかけれるようになったり、近くにいた人も会話に入ってきたりするものです。
このようにして初日に少しでも会話を交わした留学生とは、たとえレベルが異なり翌日からクラスが違ったとしても、校内で顔を合わせれば挨拶を交わしたりするのが自然な行為となりますね。そうする事でより友達にもなりやすいですし、あとが楽になるわけです。
日本にいたときからシャイで消極的という肩書きのせいでなかなか思うような行動が出来ず、そういった性格を直したいと思っていたようであれば、今こそがチャンスなのです。というのも、ここカナダではまだそういった自分を知る人など誰もいないので、「理想とする自分のキャラクター」を最初に周りの人にアピールすることだって出来るのです。最初に少しだけ勇気を出して理想とする明るいキャラクターで自分を売ることが出来れば、もっと自分への自信に繋がると思います。ハンサムなヨーロピアン留学生や、セクシーなラテン留学生の友達をつくりたいと思ったら、最初に自分から声をかけてしまいましょう(笑)!
日本でもカナダでも「First impression」つまり第一印象というのは、対人関係における最も大切な判断基準となり、ビジネスの世界でも、プライベートで人とのつながりを持つ機会においても、まず最初に自分をどう印象付けるかでその後の関係を大きく左右します。最初に良い印象を与えて距離を近づけるのは万国的マナーと言えますので、是非とも尻込みせずに積極的に振舞えるようにしたいですね。
East-Westカナダ留学センタートロントオフィス日本マーケットマネジャー。 静岡県出身。2001年語学留学でトロントに渡来。語学留学とビジネススクール、ワーホリなどを経たのち、ジョージブラウンカレッジに入学。貿易とビジネスマネージメントを学び成績上位者Dean’ s Honour のタイトルを得てPost-Graduate Diplomaを取得。カレッジ卒業後、現職に就き就労ビザを経て永住権に至る。