留学カウンセラーが説く留学の心得 Vol.6
East-Westカナダ留学センタートロントオフィス 高林紘子
前回はできるだけ資金は貯めて色々な意味で、最初に学校に通う利点を多いに活用しましょうというお話をさせていただきました。それでは、学校を選ぶにあたりどういった学校が実際に一番良いのでしょうか。以前にも少し触れましたが、現地には何十校もの学校があり、その特徴や規模も実に様々です。日本で留学フェアに参加されると、その学校の数の多さに圧倒される方もいらっしゃると思います。実は現地には、そういったフェアにも参加していない小規模の学校なども含めると、もっともっと沢山学校があるのです。そんな中でどの学校を選ぶのがよいのかと言ったことを考え始めると、途方にくれてしまう方もいらっしゃるかもしれません。学校の規模に関しては、大中小様々でそれぞれにプラス点もマイナス点も持ち合わせています。
学校を決める際に最初に規模が大きなところ、または小さなところ、という視点から候補を選定していかれるパターンも一般的といえます。最初から大規模校、または小規模校と、規模を指定してカウンセリングをリクエストされる方も多くいらっしゃいます。ただ、その指定をしてくる理由がやや私には気になる事があります。
準備編6 : 学校の規模で英語力の上達度が左右されるかのような先入観は捨てましょう!

学校の規模について、大規模校だとまわりに圧倒されてしまって発言の機会がないし、落ち着かないので環境的に良くない、と思い込んでいる方は結構沢山いらっしゃいます。一方、小規模校だとレベル分けがあまり細かくなく、レベルの違う人と学んでいたら自分の上達に支障が出る、と不安を持つ方も沢山いらっしゃいます。一見納得はできそうな理由付けではありますが、私から正直に言わせてもらえば、「環境や周りの人、先生、学校に自分の英語上達度をゆだねている受身型の人」の言い訳にしか聞こえません。私の持論としては、もしも大規模な学校で他国の留学生達の中で圧倒されてしまって何もできない状態を恐れていたら、どちらにしてもいつまでたってもまともな英語スキルは身につかないものだと思います。また逆に小規模で国籍もレベルも偏っていると刺激がなくてつまらない、という方も他の学生は勿論、学校スタッフなどとも距離が近いのを積極的に有効に活用していない証拠だと思います。
そもそも、カナダという異国に来て英語の環境に飛び込み本格的な英語力を身につけたい、と思った時点で、自分が慣れた環境「Comfort zone」から抜け出して、あまり心地よくないと感じることにも挑戦する、という覚悟を決めなくてはならないわけです。大規模校で多くの学生に紛れても、積極的に発言や行動を起こし沢山の留学生や学校スタッフと顔見知りになる、というのは勇気がいることですが自信に繋がります。世界中の友達を沢山作る事も可能になります。逆に小規模校で周りの学生、先生、学校スタッフ達と密接に関わっていくことで、英語のことや生活面のことでも何でも相談しあって支えあいながら英語力上達を図ることができるかもしれません。
いつか英語が母国語の人達と対等に話ができるようになり、将来的に英語で仕事をしたりすることにつなげたいようであれば、自分がどんな環境に置かれたとしてもそれに左右されることないようなスキルが身についている必要があるわけです。
最終的に学校を決めていくのに最も重要なのは、その規模の大小などではなく、自分が英語力を伸ばすにあたりどの学校でどのようなことに挑戦してみたいのか、という部分をよく吟味して、大規模校でも小規模校でもその学校で自分をどこまで試していきたいかという視点から学校を絞っていくことではないかと思います。
高林紘子
East-Westカナダ留学センタートロントオフィス日本マーケットマネジャー。
静岡県出身。2001年語学留学でトロントに渡来。語学留学とビジネススクール、ワーホリなどを経たのち、ジョージブラウンカレッジに入学。貿易とビジネスマネージメントを学び成績上位者Dean’ s Honour のタイトルを得てPost-Graduate Diplomaを取得。カレッジ卒業後、現職に就き就労ビザを経て永住権に至る。





