カナダデーにカナダ生活における“マイルストーン”を意識してみよう|留学カウンセラーが説くワーホリカナダ生活 Vol.58
昨年はカナダ建国150周年という事もあり、大きく取り上げられましたが、毎年カナダデーが来る度にある意味自分自身もカナダ在住の身としての「マイルストーン」について考えたりします。皆さんはカナダ生活において、どの様な「マイルストーン」を設定し通過したいとお考えでしょうか?
日常生活編18:カナダデーに合わせて、自身のカナダ生活における“マイルストーン”を意識してみましょう。
ここで“マイルストーン”とは一体何のこと?と思われるかも知れません。ここでいうマイルストーンとは、「大きな節目」「経過点」「中間目標点」「達成イベント」などと言った意味で使います。英語でも同じような意味で使いますが、要するに物事の大事な節目になるイベントや達成、中途経過のことを指します。
私はカナダ生活も17年になりましたが振り替えるとこれまで本当に沢山のマイルストーンを経過してきました。語学留学からはじまり、その後ビジネススクール、ワーキングホリデー、カレッジ進学と卒業、就職、永住権取得、ビジネスの独立、そして一番最近の大きなマイルストーンといえば出産でした。
これらのマイルストーンは、自分でもともと目標を立てて設定したものもあれば、そうではなく結果的に大きなマイルストーンとなったものもあります(後者のほうが多いですが)。これらの節目節目で深く悩んだり、沢山苦労したり、汗や涙を流したり、それと同時にどんどん自信につながったり、強くなったり、感動したりを繰り返してきました。今振り返ってみれば、予定外だったことも沢山ありましたし(というか予定外だったことの方が多いです)遠回りになった事も沢山ありますが、後悔は一切ありません。
とはいえ、これからは母親として自分自身だけではなく娘のマイルストーンも意識していく立場となります(娘のマイルストーンといえば先日、3ヶ月の誕生日を境に寝返りを打てるようになり、首もしっかり座ってきました!)。娘のことを考えると、これまでよりもちゃんと先のことを考えて、目標を立てる意味でのマイルストーンを設定していかなくてはならない部分も増えてくると思います。
何ヵ月後までに準備しておきたいこと、何年後までに達成しておきたいこと、いつまでに完了しておくべきことなどを具体的に設定し、それを意識しながら日々の生活を送り記録を残す。特に大事なマイルストーンは必ず逃さずに記録する。皆さんのカナダ留学においても、限られた期間の中でどの時点でどういった通過点を経てどんな経験をしていきたいかなどを常に意識しながら、帰国までにいくつのマイルストーンを達成していきたいかをじっくり考えてみるという意味で、このカナダデーの時期は良いきっかけにもなるのではないかと思いますよ。
高林紘子
East-West カナダ留学センタートロント社代表
大学卒業後2001年に語学留学でトロントに渡来。語学留学とビジネススクール、ワーホリなどを経たのち、ジョージブラウンカレッジに進学。 成績上位者Dean’s Honour のタイトルを得てPost-Graduate Diploma取得。カレッジ卒業後、現職に就き就労ビザを経たのち永住権取得。カウンセリングした留学生は延べ1千人以上にも及ぶ。