どんな時でも明るいニュースや良い刺激を受けることができるニュースに目を向けよう|留学カウンセラーが説くワーホリカナダ生活 Vol.79
とはいえ、この状況が完全に収束する見込みはなく未だ増え続けている感染者とその影響をうけての大きな混乱のニュースは私たちの不安を大きくするばかりです。収束を迎えた後でも生活が楽になる保障もなく、憂鬱になる事も多いのは確かです。こんな時にはあえて明るい話題や良い刺激を受けれてモチベーションに繋がるような内容のニュースをチェックすることをお勧めします。
日常生活編39:どんな時でも明るいニュースや良い刺激を受けることができるニュースに目を向ける習慣をつけてみましょう!
暫く前になりますが、私はとあるニュースをみて大きな感銘を受けました。元女子アイスホッケーカナダ代表選手でゴールドメダリストのHayley Wickenheiserさんが、自身のTwitterでカナダ人の有名ハリウッドスターでもあるRyan Raynoldsさんに呼び掛けて医療用のマスクなどのPPEと呼ばれるプロテクション用具の寄付を集めた、というニュースでした。
非常事態の際に有名人が周りに呼び掛けて何かのムーブメントを起こすというのはよく聞くニュースで珍しくも何ともありませんが、今回の何が私の心を動かしたかというと、このHayleyさん、なんと現在41歳にして(ティーンエージャーの息子さんを持つシングルマザーでもある)医学生としてトロントの病院の現場で実習中のドクターの卵だという事実に感銘を受けたのです。
アイスホッケー選手を引退した後も、若い選手を育てるための活動を色々行ってきたというのは知っていましたが、まさかその後大学の医学部に進みドクターになるべく猛勉強をしていたとは!良い意味で大きなショックを受けました。年齢が自分と同じで、すでに大きな成功を遂げてきた彼女ですが、アイスホッケーから離れて第2の人生を考えた際に40代にして学生に戻り医学の道に進むなんて、その意識の高さと行動力にただただ尊敬の一言しかありません。
Hayleyさんは引き続き現在のCOVID-19の状況の中精力的に慈善活動の指揮を執ったり、カナダ政府の公式ビデオにも出演して「Stay Home」(https://youtu.be/JCw-B4Ig3DQ)と呼びかけをしています。
もちろん私が彼女と同じ様なことができるかといえば無理ですが、彼女の行動からは、現状を嘆いているばかりではなくこの状況下で自分にできることは何かを考えたり、また今後の人生を考えた時にまだまだ挑戦すべきことなどについてもっと前向きに捉えていこうと思える刺激をもらったような気がしました。
この様に、何か前向きになれる、或いは感銘を受けるような内容のニュースというのは特にこんな状況下だからこそあえて注目すべきニュースだと思います。皆さんも、こんな時だからこそ気持ちが高まるような良いニュースをあえて探してみて多くの人にシェアしてください!
高林紘子
East-West カナダ留学センタートロント社代表
大学卒業後2001年に語学留学でトロントに渡来。語学留学とビジネススクール、ワーホリなどを経たのち、ジョージブラウンカレッジに進学。 成績上位者Dean’s Honour のタイトルを得てPost-Graduate Diploma取得。カレッジ卒業後、現職に就き就労ビザを経たのち永住権取得。カウンセリングした留学生は延べ1千人以上にも及ぶ。