SNSやインターネットを使わない時間を大切に保ちましょう|留学カウンセラーが説くワーホリカナダ生活 Vol.81
日常生活編41:SNSやインターネットを使わない時間を大切に保ちましょう。
私自身は実はプライベートですともともとあまりインターネットやSNSには依存せずアナログな生活を好むタイプではありました。ただ、ここしばらくはコロナ禍の影響もあり仕事も在宅でパソコンやスマホを使う時間が増え、仕事のミーティングや日本の家族との連絡のためにネット上でのやり取りが増えたり、SNSで友人の状況などをチェックしたりすることも増えてきました。SNSを開いたりすると、今度は必要以上の情報や記事をチェックしたりブラウズしたりしてしまいがちになり、余計ネット上にいる時間が長くなってしまいます。
ただ自分が仕事中の時のみならず家でのんびりしたり食事をしたりしている時間でもついついスマホを見てしまい、そのせいで2歳の娘が必要以上に邪魔をしてたり、予想外のいたずらをやらかしたり、挙句の果てには危険なアクロバットをして注意を引こうとしたりすることまで覚えました。まだ2歳と小さいながらもやはり「ママが仕事=遊んで貰えない→ママの仕事時間は嫌い」という構図が出来上がっているようで、私がパソコンやスマホを見る度に機嫌が悪くなったり、言うことを聞かなくなったりします。そして私自身もイライラが高まり仕事も集中できず、いつも中途半端な状態で一時停止しているように感じてモヤモヤすることの繰り返しになりました。いつもイライラして娘に辛く当たり、何をしていても不安になったり精神的にネガティブになっている自分がいます。
また身体的にも運動する機会はなく、夜も寝る前にSNSやその他ネットアプリのチェックをしてしまうため、夜更かしになり寝不足…。こういった悪循環が怖いくらい習慣になってしまっている感じは否めません。これは私ばかりでなく誰にでも同じことが言えるのではないかと思います。最近ではSNS上の誹謗中傷や他人の投稿で精神に及ぼす悪影響について大きな社会問題になっていますが、これもネットやSNSに依存したくなくてもしてしまっている私たちがもたらした問題と言えます。ネットから離れて外に出て散歩に出かけたり、単純に一緒に遊んだりしたときは娘がハツラツとしていて聞き分けもよく、自分自身も気分が落ち着いていてイライラしていないことに気が付きます。身体面と精神面の両方健康でいるためにもネットやスマホを使わない時間というのをもっと大切にするというのはとても大事なことなんだな、と感じずにはいられないようになりました。
高林紘子
East-West カナダ留学センタートロント社代表
大学卒業後2001年に語学留学でトロントに渡来。語学留学とビジネススクール、ワーホリなどを経たのち、ジョージブラウンカレッジに進学。 成績上位者Dean’s Honour のタイトルを得てPost-Graduate Diploma取得。カレッジ卒業後、現職に就き就労ビザを経たのち永住権取得。カウンセリングした留学生は延べ1千人以上にも及ぶ。