基本的な医療英語や健康面における英語表現を使えるようにしておきましょう|留学カウンセラーが説くワーホリカナダ生活 Vol.82
日常生活編42:基本的な医療英語や健康面における英語表現はできるだけ覚えて使えるようにしておきましょう。
今体調を崩したらまずコロナのウィルスに掛かっていないかどうかが気になるところだと思います。そこで多くの人はネットで症状などをチェックしてその可能性がどのくらいあるのか調べたりするかと思います。現地に滞在している日本人留学生やワーホリの皆さんだと日本語で調べたりする人が多いでしょう。では自分の症状がもしもコロナで一般的に見られる症状に当てはまったとしたら次はどうすべきでしょうか。
トロント滞在者の場合、コロナの症状かもしれないとなった時にはまずそのテストを受けにいくか、テレヘルスオンタリオという医療サービスに電話で指示を仰ぐことになります。テストセンターは市内各地に指定された病院がありますが、テストを受けるためにあらかじめオンライン上でいくつかアセスメントを受けてアポイントメントを取るスタイルの所が多くなっています。テレヘルスオンタリオに電話した場合、タイミングや運が良ければ日本語のサービスがあるようですが、二度手間になることが多いので基本的には英語でやり取りをする必要があります。
現地で病院に行くことになった際には日本語通訳の対応をしてくれる医療機関やサービスを見つけることはできますが、コロナ禍の中できるだけ他人との接触を避けなくてはならない状況を考えると、同行通訳などのサービスを使うにも注意が必要です。友達を連れていくわけにもいかず、すぐに何とかしたいと思っても言葉の壁のせいで必要以上に手間がかかってしまう可能性が高いのです。万が一の時でも自分である程度対処できるように、基本的な症状や病名などはあらかじめ英語で知っておき、ごくシンプルな言い方でもよいので説明や理解ができるようにしておくことを強くお勧めします。
コロナではなかったとしても、この時期注意が必要な病気は沢山あります。熱中症や日射病、食中毒、虫刺され(蚊ばかりでなく、ハチやダニなどの被害も)、脱水症状や冷房病など…これらを英語で言えますか?症状として熱や咳、頭痛や腹痛は英語でいえても下痢や吐き気、倦怠感やめまいなどはどうでしょう?これらのように日本語でもよく使われる言葉を英語で表現できれば現地の医療スタッフも分かってくれやすく対応もスムーズだと言えます。健康に関してはどんなに気を付けていても“明日は我が身”と捉え自分でできるだけの対処ができるように必要な英語力をつけておきましょうね!
高林紘子
East-West カナダ留学センタートロント社代表
大学卒業後2001年に語学留学でトロントに渡来。語学留学とビジネススクール、ワーホリなどを経たのち、ジョージブラウンカレッジに進学。 成績上位者Dean’s Honour のタイトルを得てPost-Graduate Diploma取得。カレッジ卒業後、現職に就き就労ビザを経たのち永住権取得。カウンセリングした留学生は延べ1千人以上にも及ぶ。