TTCのルートマップを駆使して何通りかの道順の選択肢を把握できるようにしておきましょう!|留学カウンセラーが説くワーホリカナダ生活 Vol.72
日常生活編32: TTCのルートマップを駆使して何通りかの道順の選択肢を把握できるようにしておきましょう。
普段TTCを使って毎日同じバスや電車、ストリートカーに乗っていると基本的に家と職場、或いは学校との行き帰りの方法はいつもとは違う番号のバスや違う駅を使うということはあまり考えないかもしれません。とはいえ、ご存知の通りTTCは途中で何かトラブルが起こって電車が止まってしまったり、バスが迂回したり、ストリートカーが走らなくなったり、ということも結構みられます。
そんな時、目的地や家に向かう方法としておとなしくいつもの電車が再開するのを待つのか、電車の代わりに臨時のシャトルバスが来るのを待つか、はたまた全く別のルートを駆使していくのか、で時間などにも差が出てきたりします。
例えばTTCのバスとストリートカーの路線が分かるシステムマップ(地下鉄駅やバス停などに貼られていますね)を見ると、実に色々な場所に多くのバスやストリートカーが網羅されています。いつも使っているバス停から1ブロック先にいくとまったく別の番号のバスが走っていて他の地下鉄駅に行く、などといったことも確認ができます。
行き先が現在地から東なのか西なのか北なのか南なのかという感覚さえわかれば、あとはルートマップをみていつもとは異なるバスやストリートカー、地下鉄でも同じ目的地に行く方法は幾らでもあることが分かります。私自身、通勤の際にベビーカーを押しての移動になるのでエレベーターのある最寄の地下鉄駅はどこか、どのバスであれば空いていてベビーカーと一緒にのりやすいか、どのバスが遅い時間まで走っているか、いつものバスを逃したばかりで次がくるまで長く待てない場合には、他の選択肢はいくつあるかなどを大体把握しています。これらをその日の状況や気分によってルートを変えたりしています。
そうすることで、万が一いつも使っているバスがなかなか来なかったり、地下鉄が止まってしまっていたり、という時などに柔軟に行き方を変更したりすることができます。こういった目的で時々TTCのシステムマップを眺めたりすることもあります。
皆さんも、例えばお友達と出かけて夜遅くの帰宅になりタクシーやUberを使うお金がないような場合や、いつも使っているTTCのバスも最終の便が終わってしまったというような場合に、夜間運行のナイトバスや24時間運行の路線が近くにあるということが分かっていれば安心ですので、機会がある際にはマップを見てみることをお勧めします。
高林紘子
East-West カナダ留学センタートロント社代表
大学卒業後2001年に語学留学でトロントに渡来。語学留学とビジネススクール、ワーホリなどを経たのち、ジョージブラウンカレッジに進学。 成績上位者Dean’s Honour のタイトルを得てPost-Graduate Diploma取得。カレッジ卒業後、現職に就き就労ビザを経たのち永住権取得。カウンセリングした留学生は延べ1千人以上にも及ぶ。