TTCのアプリや2時間フリートランスファーを上手に使って移動のコツをつかみましょう!|留学カウンセラーが説くワーホリカナダ生活 Vol.68
日常生活編28: TTCのアプリや2時間フリートランスファーを上手に使って移動のコツをつかみましょう!
今年からTTCはPrestoカードシステムへの移行を強化し、基本的にはこちらを使うのがメインとなりました。これを使うと、最初にTapして片道運賃を支払うと、そこから2時間以内は乗り換えはもとよりどの路線でも追加チャージなしで自由に乗り降りができるようになりました。これを有効利用して例えばこれまではワンパターンの乗り換えのみで地下鉄駅や目的地に向かっていたのを、いつもと違うストップで降りて、今まで乗ったことのない番号のバスやストリートカーに乗ってみる、ということもできます。向かう方向が同じな限りは、普段降りるストップの前やいくつか先で降りてみて、そこで別のバスに乗り換えたとしても、最終的にはどこかの地下鉄駅に行くことができたりします。
また、週末などに多い一定区間の地下鉄運休のせいで、いつも使っている駅から地下鉄に乗れないということであれば、もちろんその区間の臨時バスは運行しますが、それに頼るのではなく他の駅に行くバスなどが、もしかしたら数ブロック歩けば見つかるかもしれません。そのほうが臨時のバスで混雑した中を我慢して乗車しなくてもよいことなどもあります。そういった意味でも、機会を見てTTCのサイトなどでシステムマップをチェックし、何番のバスがどの通りをどういった方向で走っていて、どの地下鉄駅に行くのかを調べてみるとよいですね。
TTCは時刻表がありませんが(というかあるのですが機能していません)、バスやストリートカーがあと何分で所定のストップに来るかがチェックできる便利なアプリもいくつかありますので使いやすいアプリを見つけておくと良いですね(私は因みに“Catch TTC”というサイトや“YourBus TTC”というアプリを使っています)。アプリを使っても実際到着予定時間がコロコロ変わることもあるのがTTCの不便なところでもありますが、基本的にはアプリの表示通りに来ますので参考になると思います。
もちろん皆さんお馴染みのGoogle Mapでいくつかの行き方を確認するのも有効です。アプリではTTCの緊急の遅れや迂回のアラートをチェックできたりもします。私は子連れ移動をするので、個人的には多少遠回りになったとしても空いているバスを選んだり、乗り換えや待ち時間が少ない選択肢を探すようにして、いくつか別の路線をチェックするのがクセになっています。皆さんも、TTCのアプリなどでスムーズな市内移動のコツを自分なりに掴んでみてくださいね。
高林紘子
East-West カナダ留学センタートロント社代表
大学卒業後2001年に語学留学でトロントに渡来。語学留学とビジネススクール、ワーホリなどを経たのち、ジョージブラウンカレッジに進学。 成績上位者Dean’s Honour のタイトルを得てPost-Graduate Diploma取得。カレッジ卒業後、現職に就き就労ビザを経たのち永住権取得。カウンセリングした留学生は延べ1千人以上にも及ぶ。