編集長嗜好の1枚 まぐろの握り三種のピノ・ノワール
Zenで出会える美味。カナダ・ハリファックス沖で水揚げされた天然のまぐろ寿司三種。シャリの空気感が絶妙な柏原さんの握り、赤身・カマトロ・中トロを喉で味わいながら、嗜好のワインで余韻を楽しむ。
日本のまぐろに比べて、脂がこってりしているハリファックスの天然もの。今回選んだ1本は、世界的評価も高い南オーストラリアのプレミアム・ワイナリーHENSCHKEのピノ・ノワール。標高の高い冷涼な気候で作られるHENSCHKE特有のしっかり感、そして優しい作りから生まれる濃厚な果実風味。口の中に滑らかにまろやかに広がるピノ特有の優しいタンニンが、ややこってりの脂とうまく融合して絶妙なアロマが口の中に広がる。これぞ寿司屋で私が楽しみたい嗜好の組み合わせ。
Sushi: Zen Japanese Restaurant
Chef: Mr.Seiichi Kashiwabara
Photo: Hitoshi Murakami
Wine: HENSCHKE Pinot Noir 2005(Australia)
Glass: SPIEGELAU
※同店のワインメニューにはHENSCHKEはありません。