「知らない世界への扉を開けるカギ」松橋佳奈さん |英語とわたしとカナダ
松橋 佳奈さん
カナダ滞在歴:1年と5ヶ月
カナダには大学3回生の時に一度ワーホリで1年間バンクーバーに滞在しており、今回トロントにはCo-opで来て5か月目になります。ワーホリのおかげで卒業後は英会話スクールのカウンセラーからスタートして、そこからずっと外資系企業で英語を使う仕事をしてきました。
日本は大人になってからの勉強時間が海外に比べると圧倒的に少ない
元々カナダに来る前までは世界20か国に拠点があるグローバル企業でITの仕事をしており、海外の人とメインでやり取りをしていたのですが、コロナになり海外出張の機会もなくなり、数年がかりの大きいプロジェクトも一区切りした際にITエンジニアではなくマネジメントの方に進みたいなと感じていたところ友人からCo-Op留学のことを教えてもらいました。
自分の将来に漠然とした不安があったのですが、大人になっても勉強する環境に身をおいて今後のキャリアの形成に活かしたい、将来への悩みをなくしたいと思ったのが2回目のカナダ留学を決めた経緯です。日常会話をした際に英語力の低下を感じたので改めて勉強したいと感じたのも理由の一つです。
ちなみに、初めてカナダ留学した時は大学3年生の就職活動前なのですが、その時は外大生なのに全然英語が満足に話せずこのままではいいところに就職もできないなと不安に思っていたのがきっかけでした。
正しく発音できる音=聞き取れる音
こちらの同僚との会話で聞き取れなかった言葉などはメモしてフレーズや単語は覚えたり、覚えている単語をSNSでのやり取りや友人との会話で使って身につけていることが多いです。
むかし効果的だったのは、人間性が素敵な先生の発音のクラスでとことん口のカタチや音を学んだことです。正しく発音できる音=聞き取れる音ということを教えてもらい、実際に併せてリスニング力もめきめき上達できました。
ただ失敗談や笑い話もあります。単語の発音によっては意味が違うように捉えられてしまうこともあり、それが意図せず下ネタになったこともあります。(笑)
“話す感覚や聞き取れる量でなんとなく上達は感じられましたが、実際にTOEICを受けてスコアという形で英語力のアップを実感できた時は自信にもつながりました。”
職場ではあいさつと軽い会話しかしてなかったのですが、自分の仕事にも余裕が持ててから仕事場での会話量が増えました。普段から早口で話す同僚の言葉がしっかりと聞き取れて会話が弾んだ時は嬉しかったです。
またMeetupのイベントも主催しており、ボードゲームイベントで説明がうまくいき、参加者が問題なくゲームできているときには伝わったんだなと嬉しくなります。
1回目のワーキングホリデー中はジョブインタビューで自分の強みや弱み、応募の理由を英語でしっかり話せてオフィスワークのオファーをもらえたときが一番うれしかったです。
日本に戻ったら友人の会社を手伝うことになっており、現在もZoomなどで話していると世界で活躍している人が参画するなど活躍の幅が広がっているので、通訳に近い仕事の機会もあると思っています。なので、世界に認知されているIELTSで最低でも7.5はとっておきたいと考えています。
【一問一答】
- カナダに来た時の英語力
今回トロントに来るまでにも英語を使う仕事をしていたので日常会話は問題ないレベル - オススメの学習ツール
・Netflixの英語のリアリティーショーからナチュラルフレーズを覚える
・覚えた単語を使って実際の会話の状況を妄想して文章を作成し、添削サービスで訂正してもらう
・Siriでの発音チャレンジ - 英語に関する資格や点数
TOEIC805点(バンクーバーにワーホリに行く前は600点くらい) - もし不自由なく英語ができたら?
コミュニケーションの伝えることと伝わることには大きな違いがあるので、英語力をつけて“思っていることが不自由なく言えている”状態に持っていき、相手に気持ちよく契約を結んでもらえるようなネゴシエーションであったり、恋人と価値観について深いディスカッションができるようになりたいです。