ダンサー・バレエ講師・Gyrotonic®認定トレーナー 亀田晴美さん(前編)|Hiroの部屋

ヒロさん(左)と亀田晴美さん(右)

ヒロさん(左)と亀田晴美さん(右)

 2015年よりトロントでダンサー、バレエ講師として活動し、「Toronto International Ballet Theatre Company」では年末恒例のくるみ割り人形でソリスト出演するとともに、現在はダンサー・バレエ講師とバレエ留学エージェントの他に、自宅にジャイロトニックのマシンを設置して、一般の方からダンサー・アスリートまで身体のケアやトレーニングを教えるトレーナーとしても活動している亀田さん。

 知り合って、4年以上になるお二人に新しい環境でゼロから歩んできたストーリーを語り合ってもらった。

周りの人や次の世代にも好影響を与える人

ヒロ: 晴美さんと初めて会ったのは2016年の春かな?共通の友人に紹介してもらって、出身が同じ愛知県ということで親近感がありました。

晴美: そうでしたね。それからヒロさんのお店に髪を切りに行ったり、その友人と共にお酒をご一緒したり。

ヒロ: 僕ら毎年、再会出来ていますよね。晴美さんの第一印象は「明るい可能性」かな。バレエだけでなく、ジャイロトニックという違う武器もあり、更に現役のダンサーとしてはもちろん、指導する経験もある。間違いなく、周りの人や次世代にも好影響を与える人だろうと思ったので、中長期的にトロントで活躍してほしいと勝手に考えていました。

晴美: ヒロさんの第一印象は「なんでも知ってるすごい人」って感じでしたね。トロント歴も長いから情報通だし、アドバイスもたくさんくれるコンサルタントみたいでした(笑)。あとは今でも感じるけど、ヒロさんはパワフル!会うたびにエネルギーを感じています

ヒロ: 今はSNSがあるから離れていても、お互いの近況等も把握できますが、改めてトロントに来てからの晴美さんのストーリーを教えてください。

晴美: 当時トロントへ来てから初めての公演を終えた後、カナダとアメリカのバレエカンパニーのオーディションをいくつか受けました。思うような結果は出ず、一時期バレエをやめていましたが、恩師であるタチアナの勧めもあってもう一度バレエを再開しました。

ヒロ: 当時、今後のビザの状況を聞いたの覚えています。バレエを再開してからはどんな感じでした?

晴美: もうゼロどころかマイナスのスタートでした。バレエは毎日練習していないと踊れる身体ではなくなってしまうので。あとタチアナのバレエは私が学んできたスタイルとは違っていて、ついていけないと思ったこともあります。当時は言われたことをとにかく全て実践しようと必死でした。でも「ジャイロトニック」で体幹が鍛えられていたこともあって、テクニックの習得は早かったと思います。

ヒロ: なるほど。バレエを再開する決心したのは、12月の「くるみ割り人形」の公演に出たかったから?

晴美: そうですね。それに当時は他にバレエよりもやりたいと思えることがなかったし、先生をはじめ周囲からの後押しもあったので決意できました。

くるみ割り人形トロント公演

くるみ割り人形トロント公演

ヒロ: その話を覚えています。やっぱり自分自身が、後押ししてくれる人たちといることが大切だなと感じました。

ヒロ: 公演が終わって心境の変化はあった?

晴美: やっぱりバレエをもっと踊りたいなあと思いましたね。その頃、東京のバレエカンパニーから入団のお誘いもいただけて、2017年からは拠点を東京に移して活動しはじめました。

ヒロ: 公演が終わってすぐ帰国しましたよね。晴美さんはすごく可能性を秘めた人と思っていたので、またトロントに戻ってくるかもとは感じていました。

晴美: そうなんですね。帰国した2017年の2月ごろからは日本人ダンサーをカナダに送り出すことも始めました。日本でオーディションを開催し、その年は7人のダンサーをカナダ公演に向けて送り出しました

お互いに次世代の人材を日本からカナダに送り出す

ヒロ: そのおかげで、僕らも再会出来たんですよね。晴美さんが次世代のダンサーを育て海外に送り出していると知って、1年でこんなにステップアップするのかと感動でした。僕も日本の美容師のグローバル化へ向けたセミナーをしているので、業種は違えどお互い日本と海外の「架け橋」になっていることがとても嬉しかったです。

晴美: 一方で2018年にもオーディションを開催したのですが全然、人が集まらなくてショックでした。その後、若い日本人ダンサーをバレエの海外名門校に送る仕事にも就きました。2019年3月にその会社がコンクールを開催した際、カナダの恩師であるタチアナを審査員に呼びました。その時はタチアナ立会いのオーディションや、子供向けにバレエのワークショップも開催しました。

ヒロ: 行動力がありますね!3回目のオーディションは成功ですか?

晴美: そうですね。やはり、ボリショイで活躍した経歴を持つ著名なタチアナが日本でのワークショップとオーディションの現場に来て実際に踊りを見てくれるというのが、ダンサーたちのモチベーションにもなったと思います。2回目のオーディションがショックだっただけに、本当に嬉しかったですね。

(聞き手・文章構成TORJA編集部)

亀田晴美さん HARUMI KAMEDA

 愛知県出身。ロシア、サンクトペテルブルク300周年記念公演に出演。アメリカ、NYにて研修、公演に出演。2015年よりトロントにてダンサー、バレエ講師として活動。2017年より日本でバレエ留学エージェントとしても活動。2018年より東京世田谷区三軒茶屋に自身のジャイロトニックマシンをもち、Gyrotonic®、Gyrokinesis®、プライベートクラス、グループクラスを開講中。バレエのプライベートクラスでダンサーに必要な筋力トレーニングから基礎、応用まで要望に合わせて指導。2015~2019年にはトロントにてくるみ割り人形全幕ソリスト出演。

Hiroさん

 名古屋出身。日本国内のサロン数店舗を経て渡加。NYの有名サロンやVidal Sassoonの就職チャンスを断り、世界中に展開するサロンTONI&GUY(トロント店)へ就職。ワーホリ時代から著名人の担当や撮影等も経験し、一躍トップスタイリストへ。その後、日本帰国や中米滞在を経て、再びトロントのTONI&GUYへ復帰し、北米TOP10も受賞。2011年にsalon bespokeをオープン。今もサロン勤務を中心に、著名人のヘア担当やセミナー講師としても活躍中。世界的ファッション誌“ELLE(カナダ版)”にも取材された。

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