最初で最後の『Hot Docs』
知らない世界、のぞいてますか?こんにちは、井澤です。
5月4日(日)、語学学校の友人と北米最大のドキュメンタリーフィルムフェスティバル『Hot Docs』に行ってきました。1994年から続いているフェスティバルなんですよ。私はワーキングホリデーでトロントに来ているので、来年の今頃はもう日本に帰国している…というわけで、最終日に駆け込み参戦!
私たちが選んだのは「Hotline」というアメリカの作品。悩みをかかえる人々が、救いを求めて電話をかける。ニュースなどでは電話をかける側にスポットが当てられますが、この映画は電話を受ける側へのインタビューで構成されています。顔が見えない、他人同士のコミュニケーションはとても繊細。声のトーンや話す速さ、呼吸などを頼りに会話を進めていきます。家族や友人ではなく他人だからこそ話せること、解決できることがあるんですね。そして人は皆、誰かと繋がりたいと思っているんです。いつの時代も。
私たちは1本しか観られませんでしたが、会場のなかには「20本以上観た!」という方がちらほら…。英語字幕なしの映画は理解するのに苦労しましたが、それ以上にとても考えさせられるテーマだったので、観ていて飽きることはありませんでした。日本で暮らしていたら出合えなかった作品…これも素敵なご縁ですね。今後もトロントで行われる様々なイベントに注目です!
それでは!
Hot Docs
www.hotdocs.ca