I’m a SUBIE CanadaLife × SUBIE / Outback 2017 3.6R Premierで駆け巡る 秋冬ブルーマウンテン
北米で絶大な人気を誇り、カナダ国内ではSUBARU車モデルの中で第2位の売り上げを誇るOUTBACK。2017年モデルは、魅力的な外観に加えて長年にわたって磨き上げられたワゴンユーティリティーがより充実し、快適な車内空間が実現。アウトドア好き、アクティブな走り心地を満喫したい、大自然とともにカナディアンライフを楽しみたい、そんな人にピッタリのクロスオーバーSUVだ。
オンロード・オフロード問わず、力強い走りを求めてアウトドアリゾート“ブルーマウンテン”へ
オンタリオ州の有名スキーリゾート地として知られているブルーマウンテンは、周辺の山や森、湖を舞台に季節を問わずアウトドアスポーツを体験できる場所として、アクティブなトロントニアンに人気なスポットだ。 ちょうどドライブに出掛けた10月初旬は鮮やかな紅葉が広がり、山頂からジョージアンベイを一望できる壮大な景色は一見の価値ありだ。
高級感ある外観と充実の車内空間
今回試乗したのは、2017年モデルに新しく追加された最高グレードのOUTBACK 2017 3.6R Premier with Technology Package。ブラック塗装のフロントグリルとスマートなHIDヘッドライトの組み合わせがスポーティな印象を持たせ、18インチアルミホイールと限定色のBrilliant Brown Pearlがなんともいえない高級感を醸し出してくれている。
車内空間は、大型画面の7インチタッチスクリーンとプレミアムオーディオのハーマンカードンサウンドシステムなどの質感高い車内装備のほか、大人4人で乗ってもゆったりと感じる居心地の良い空間で、上品な木目調が施されたインテリアはラグジュアリーな雰囲気を演出している。秋の寒さを感じる早朝の出発だったが、ステアリングにもヒーター機能が搭載されており、包み込まれるような座り心地とともに、後部座席にも搭載されたシートヒーターの暖かさに包まれ、力強いエンジンの加速を感じながら、快適なロードトリップとなった。
安定感と力強い走りをサポートしてくれる充実機能のOUTBACK
ハイウェイを駆け抜け、大自然豊かな道を優雅に走りながら、このエリアで有名な「Blackbird Pie Co.」というベイカリーに立ち寄る。手作りのパイやスコーン、シナモンロール、カップケーキなどが所狭しと並んでいる同店で朝食を済ませ、お土産に季節限定のアップルパイとパンプキンパイを購入してから、ジョージアン・ベイ周辺で採れたナシやクランベリーを使ったシードルで有名な「Beaver Valley Orchard and Cidery」に向かう。駐車する時に縦列駐車でもリアビューカメラでスマートに停車できるのは本当に楽だ。
山道の運転は少々不安を感じていたが、OUTBACKはアップダウンも感じさせない抜群の安定感で、高速での加速とはまた一味違った力強さを感じることができた。下り坂のカーブも重厚感ある走りにブレはなく、スポーティなハンドリングを実現することができた。最大1224kgの牽引能力を持つ同車のパワーは、本格的なアウトドアを楽しみたい人にはとても心強いことだろう。
さらにパワーの他にアウトドアファンを満足させてくれるのが、運転の安心と安定度を高めてくれる充実の機能だろう。今回の山道でも体感できたが、雪道などでも4輪の駆動力やブレーキなどを適切にコントロールしてくれる“X-MODE”は、悪路でタイヤが空転してしまった場合でも安心の機能だ。さらには“Hill Decent Control”と組み合わせることでブレーキ操作に気をつかう雪道や砂利道の下り坂などでも、常に一定の車速を維持しながら下ることができるのは、ドライバーにとってなによりも心強い機能だろう。
安心感抜群のアイサイト搭載
薄暗くなり始めた帰り道では程よく体を動かし疲れてしまった友人たちがあっさりと眠りに落ち、車内の静寂感とゆったりとした居心地の良さを再確認した。この時期は行楽地から帰路を急ぐ渋滞に巻き込まれてしまうものだが、疲れで車線を逸脱しそうになってもアイサイト機能の一つである“Lane Departure and Sway Warning”が、警告音とともに安全な運転をサポートしてくれる。
ストップ&スタートの繰り返しになる渋滞でも、前車を意識したアクセル・ブレーキ操作のストレスはなんとも嫌なものだが、追従機能付きクルーズコントロールのおかげでストレスが軽減され、だいぶ楽な運転ができた。このような機能のおかげで大方の衝突事故などが避けることができるのだと体感することができた。
さらに暗くなってからも対向車を感知して自動でハイビームからロービームに切り替えてくれる“High Beam Assist”や後続車のハイビームの写り込みを抑えるリアビューミラー、サイドミラーなど暗い郊外でのドライブに心強い安全機能のおかげで確かな安心感を持てた。
幅広いグレードから目的にあった一台を選べる
OUTBACKはロードトリップやアウトドアを始めとするカナディアンライフを楽しみたいという人やファミリーに是非オススメしたい一台という印象だ。SUBARU車の特徴ともいえる独自のシンメトリカルAWDと4気筒2.5Lと6気筒3.6Lの2種類用意されているBOXSERエンジンの組み合わせで、ドライブに対して新たなワクワク感と高揚感を感じさせてくれることだろう。
ほとんどのグレードには、自転車やカヌーなどを載せることができるクロスバー格納式ルーフレールが標準搭載されているのも嬉しい。ゆったりとした車内空間、アイサイトに代表される高い安全性からうまれる安心感、そして広々としたカーゴスペースなど、様々な要素で大満足の一台になるだろう。
SUBIE(スビー)
日本ではスバル車の愛好者をSUBARIST(スバリスト)と呼ぶように、カナダやアメリカなどの北米ではスバルを愛車としてドライブを楽しむ人々は、自らの愛車をSUBIE(スビー)と呼ぶ。SNSでも“#subie”として発信され、熱狂的なスバルファンの間ではファンクラブもあるほどだ。