I’m a SUBIE CanadaLife × SUBIE / Subaru Forester 2017で巡る プリンスエドワードカウンティー
今月紹介するのはSUBARUを代表するForester 2017。1997年に発売を開始して以来、家族層を中心に絶大な人気を誇るコンパクトSUVとして知られている。2013年より現行モデルである第4世代が登場し、それから更に3年、より運転しやすく、より安全にチューンナップされた同モデルは忙しいアーバンライフを送る家族層から仕事も遊びもアクティブに過ごしたいヤングプロフェッショナルまで幅広いニーズに応えることのできるオールラウンダーだ。
今回訪れた地はトロントからオンタリオ湖沿いに東へおよそ200Km、トロントとキングストンの中間に位置するプリンスエドワードカウンティー。ここはオンタリオ州の中でも比較的新しいワイナリーの地として知られ、さらにオーガニック農園やチーズ工房などの新鮮な食材が注目を集めており、地産地消をテーマにしたレストランやカフェが急増している今話題のグルメタウンだ。また南部にあるサンドバンクス州立公園の美しいサンドビーチや個性的なアートギャラリーなどカナディアンスローライフが楽しめるスポットが充実している。
次世代のアイサイトが提供してくれる安心と贅沢な乗り心地で走る
Forester 2017ではドライビングの好みに合わせて2.5L BOXERエンジンと、2.0L 直噴ターボ“DIT”BOXERエンジンの2種類から選ぶことができる。さらにそれぞれパッケージも数種類ずつ用意され、ドライビングの真髄を愉しみたい人にはマニュアル車、手軽に走破性の優れたドライブを満喫したい人にはCVT(Continuously Variable Transmission)と乗り手を選ばない多様性が嬉しい。
今日は長距離ドライブをスポーティに愉しもうとターボエンジン搭載のForester 2.0XT Limited with Technology Package Optionで出掛けることにした。 高速での加速はスムーズでありながら、ターボエンジンらしい力強さでググッとボディを押し出してくれる。途中、道路の表面を直す工事をしているエリアを通り抜けたが、前後共に再チューニングされたサスペンションが路面の凹凸を上手にいなし、とても快適な乗り心地を提供してくれた。さらにより高められた静寂性は贅沢なひと時を演出してくれる。
友人との話に華を咲かせながら、ストレスフリーで運転できるのは同モデルから新たに搭載されたスバル自慢のアクティブセイフティー機能、アイサイト第3世代のおかげだろう。前年までの第2世代と比べ、ステレオカメラが刷新され、カラー画像化によってブレーキランプの認識を実現。さらに視野角と視認距離を約40%拡大することで認識性能が向上し、逆光などの悪環境下での作動安定性も高まった。従来の追従機能付きクルーズコントロールにアクティブ・レーンキープが加わり、高速での長時間運転が一段と楽になり、気がつけば約2時間のドライブを終え、初めの目的地Vicki’s Veggiesに到着していた。
プリンスエドワードカウンティーを代表するオーガニック農園で4エーカーの畑では約50種類以上の野菜が育てられている。ちょうど私たちが訪れた9月頭は同農園一押しのトマトテイスティングが行われていた。採りたて野菜の旨味を満喫した後はすぐ近くにあるFifth Town Artisan Cheeseにも立ち寄ることにした。プリンスエドワードカウンティー内で育てられた新鮮なヤギと羊のミルクで作られたチーズはまさに絶品。自然な旨味を最大限に活かしたフレッシュチーズを購入し、次の目的地を目指すことにした。
意のままに車を操る愉しさを満喫できる緩やかな田舎道
チーズブティックを出て緩やかなカーブの続く田舎道のドライブを楽しむ。Forester 2017には横滑りなどクルマの不安定な挙動を抑えるVDCが全車に標準装備され、4輪個別のブレーキ制御、エンジン出力制御、AWDトルク配分制御(リニアトロニック車)によってドライバーをアシストし、コーナリングや急な危険回避の時の安定性を高めている。さらに今回試乗している2.0XTには、新しく“アクティブ・トルク・ベクタリング”が搭載されている。カーブの際にVDCによって内輪側にブレーキをかけることで相対的に外輪側の駆動力を大きくし、クルマが外へ膨らむのを抑制してくれる先進機能だ。
まるで私の運転技術が向上したかのように感じるほど、自分が思い描くライン通りに、スムーズかつ安定した姿勢でカーブを回ることができ、とても心地良いドライブだった。昼食に訪れたのは赤ワイン、特にピノ・ノワールファンが集まるNorman Hardie。トロント・フォーシーズンズのトップソムリエが自身が追い求める最高のピノ・ノワールを作るためにオープンしたワイナリーで、春から秋にかけてはPizzeria LibrettoやTerroniのシェフが監修した特別ピザが楽しめる。
パティオに座ってブドウ畑を見ながら蒔オーブンで焼かれたクリスピーなピザと赤ワインを楽しむ時間はまさに贅沢の一言だった。食後はプリンスエドワードカウンティーのブドウだけで作られたピノ・ノワールや無濾過のピノ・ノワールなどテイスティングで違いを楽しみ、それぞれお気に入りを購入することにした。
細部までこだわり続けた機能がドライバーを支えるForester 2017
秋になり日が暮れる時間が早くなってきたこともあり、2軒目のワイナリーを出た頃には空は鮮やかな朱色に染まっていた。淡水湖に面した世界最大規模の砂丘が有名なサンドバンクス州立公園に立ち寄り、帰る前に少し涼しい風に当たることにした。ほろ酔いの友人と一緒にオンタリオ湖に吸い込まれていく夕陽を眺め、静かで落ち着いた時間を満喫した。
薄暗くなってきたところで車に戻り、トロントを目指す。冷えた体は後部座席にも搭載されたHeated Seatで全員がほっこりと包まれ、ステアリングも温まるので冷え性の女性には季節を問わず嬉しい。更に、暗くなった高速でとても力強く感じたのは、ステアリング操作に合わせて光の向きを動かして進行方向を照らしてくれるヘッドライトだ。特に秋冬は高速だけでなく、市街地でも暗く感じることが多いが、この機能のおかげで夜の運転でも安心感を持てること間違いないだろう。
細部までこだわって作られた乗り心地と安全・安心感を与えてくれるSUBARUならではの数々の機能のおかげで、新たなドライブの楽しみを実現できる、そんな一台がForester2017だ。
SUBIE(スビー)
日本ではスバル車の愛好者をSUBARIST(スバリスト)と呼ぶように、カナダやアメリカなどの北米ではスバルを愛車としてドライブを楽しむ人々は、自らの愛車をSUBIE(スビー)と呼ぶ。SNSでも“#subie”として発信され、熱狂的なスバルファンの間ではファンクラブもあるほどだ。