2022年10月中旬時点での最新情報|カナダで永住権! トロント発信の移民・結婚・就労ビザ情報
Off-Campus就労時間のルール改訂
Study Permitを保持している方で、Off-Campus就労が認められている方は通常セメスター受講中は週あたり最大で20時間までしか就労できないとの規制がありました。この度、その制限がなくなります。従って学校へ通学している期間も週20時間以上の就労が可能となります。
但し、このルールはまだ一時的なものです。適応になるのは2022年11月15日から2023年12月31日となります。ご注意下さい。
このルール改訂の目的について、カナダ移民局の大臣は「長引く不況に対応するため、International Studentの貢献を考慮した」と述べており、またこの改訂によって「International Studentが経済的にも自立し、後の移民申請に繋がるであろう」と述べています。
Parents and Grandparentsカテゴリーの2022年度抽選開始
2022年10月12日より、2022年度のParents and Grandparentsカテゴリーにおける抽選が開始となり、Invitation to Apply(ITA)が発行されています。本年度は合計2万3,100件ITAを発行する予定とのことです。この抽選は2週間に渡って行われるとのことですので、11月初旬にはITAの発行がすべて完了しているとお考え下さい。尚、抽選対象者は2020年にInterest to Sponsor Formを提出した方々に限定されています。
このカテゴリーでのITA発行件数は年々少しずつ減少しており、更に狭き門になってきています。ご両親の呼び寄せをご検討されている方は、カテゴリーの登録がいつオープンとなるか分からないため、早め早めに前準備、そして申請条件を満たしているかの確認をしっかりとされることをお勧め致します。ITAを受領できなくても、Super Visaで先にカナダにご渡航され、カナダ国内にて抽選結果を待つ、というオプションもございます。
Express Entryの動向
2022年7月6日にすべてのプログラムを対象とした抽選が再開されました。既に8回抽選が行われておりますが、依然として点数は高く、500点代です。一回のITA発行数は4,000件を超えています。
7月再開時の点数は557点ととても高い点数でしたので、1,500件しかITAが発行されませんでした。この記事を書いている10月中旬直近ですと、10月12日の抽選では500点まで点数が落ちてきています。このまま行くとパンデミックの前の点数である480点から460点程度まで落ちるのではないかと推測する方が増えてきました。この動向を見る限り、400点中盤から後半にかけての点数の方は直ちにProfileの登録を強くお勧めします。
Immigration Levels Plan
2022年11月1日までに、移民局の大臣は2023年から2025年にかけてのImmigration Levels Planを発表する予定です。これは毎年移民局の大臣が発表する、移民受け入れ人数のプランの概要となります。どのカテゴリーで何名受け入れる、という数字が発表されるとお考え下さい。
ご参考までに、2022年の移民受け入れ総数は43万2,000人でしたが、カナダ首相の指示により、今後は1年で50万人以上を受け入れていくことを目標にしているとカナダ政府は述べています。
外国人労働者の権利を強化
先日、カナダ移民局(IRCC)と共に、Employment and Social Development Canada(ESDC)が「カナダ国内において、Work Permitで就労しているTemporary Foreign Workers(外国人就労者)の権利を更に強化する」と発表しました。カナダの雇用主における虐待や不法な労働条件を防ぐために、新たに13のルールが発表されました。
例としては「就労一日目前までに、雇用主は外国人就労者に対して権利内容を英語、或いはフランス語で説明しなければならない」ことや、「LMIA申請時の広告料や申請料などを外国人就労者に請求してはいけない」など、様々なルールが発表されました。
過去弊社でも、外国人就労者のお客様より、雇用主より「カナダで最終的にPRを取得したいなら、レター類に将来的に署名するからこの条件で働け」と言われ、不当な条件で就労している方が沢山いる事実を耳にしてきました。また「Work Permitの申請は手伝うけれど、LMIA申請の広告費や申請料は払わない」と拒否されたため、内緒でお金のやり取りをしました、というようなことも耳にしました。
LMIA申請書には雇用主がこれらの不当なリクエストを外国人就労者にしないという内容が記載されており、それに署名しなければなりません。しっかりとカナダにおける(外国人就労者としての)自分の権利を確認して、合法的にカナダで就労するようにしましょう。