カナダワインの魅力 #03
#03 Carly’s Block Riesling 2011
こんにちは!カナダ産ワインのインポーターのジェイミーです。母国カナダのワインを、多くの皆さまに楽しんでいただきたく、カナダ産ワインに関する情報をお届けしています!
今日はカナダを代表するワイン産地、ナイアガラ地方で育てられている白ワインのブドウ品種について、ご紹介したいと思います。
ちなみに、カナダを含む「ニューワールド(新世界)」のワインは、多くの場合、ワインのボトルに使われているブドウ品種が記載されています。それに対して、「オールドワールド(旧世界)」と呼ばれるヨーロッパのワインには、ボトルにワインの品種が記載されていないことが多く、飲み手からすると、その産地ではどの品種が栽培されているのか、というような事前知識がないと、ワインが選びにくいという側面もあります。ワインは難しいというイメージも持たれますが、少し品種を意識して飲んでみると、初心者の方でも自分の好みのワインが見つけやすくなると思いますよ。
ナイアガラ地方では、畑の土壌や気候などの個性にあわせ、様々な品種のワインブドウが栽培されています。白ワインで特に栽培量が多いのは、シャルドネ、リースリング、ソーヴィニヨンブラン、ピノグリ、ゲヴュルツトラミネールなどです。
それ以外の品種でも様々の優れたワインがありますが、カナダ産ワインを楽しむのであれば、まず押さえておきたい白ワインの品種は、シャルドネとリースリングです。
☆ シャルドネ(白):ナイアガラ産シャルドネは国際的にも高い評価を受ける品種の一つ。果実味とミネラル味、バランスの良い酸味が特徴です。
☆ リースリング(白):ナイアガラ地方で古くから栽培されており、辛口からやや辛口、アイスワインのような極甘口まで幅広いスタイルで造られています。
今月のおすすめワイン
カーリーズ・ブロック リースリング 2011 (トーズ ワイナリー)
Carly’s Block Riesling 2011 (Tawse Winery)
ナイアガラにあるトーズは、カナダのWinery of the Year(最優秀ワイナリー)に2010年から3年連続で選出された実績を持つ、カナダを代表する醸造元。カーリーズ・ブロックは、ナイアガラ地方で最も樹齢の高いリースリングが栽培されている畑。長期熟成にも適した、エレガントな辛口リースリングです。
来月は、ナイアガラ産赤ワインの品種をご紹介します!
ジェイミー・パクイン(Jamie Paquin)
オンタリオ州出身。2005年より日本在住。「日本のワイン愛好家の方々にも、ぜひカナダ産ワインを味わってもらいたい!」という思いから、2011年より輸入・販売を開始。
カナダ産ワイン専門店 Heavenly Vines(ヘブンリー・バインズ)
カナダ国外で唯一のカナダ産ワイン専門店。ジェイミー自らが厳選した、品揃えが自慢。現在約35のワイナリーのワインを輸入。東京都渋谷区恵比寿南2-29-5
heavenlyvines.com