企業も個人も探り合い?コロナが就活にもたらした影響|就活に打ち勝つ!ワーホリ・留学生のための「帰国キャリア」【第36回】
複数内定保有者の増加にともなう企業の対応の変化
先行きが不透明になった現在、企業から内定をもらい内定承諾をしているにも関わらず、就職活動を続け、複数社に対して内定承諾をし、入社日ギリギリに企業を決めるという動きが増えています。
直前になって辞退されてしまうと企業も採用計画が崩れてしまうため、中途採用の場合は内定後すぐに働き出せる方を優先したり、新卒であっても内定後にインターンとしてすぐ入社してもらい、行動を管理するという動きが増えてきました。
内定取り消しも増えているので、早く働き出せるというのはある意味、就活生にとっても安心ですね。
即戦力採用の強化
経済が低迷してくると企業は人を育てる体力がなくなり、即戦力を求めるようになります。実際、数ヶ月前までは「第二新卒・未経験歓迎」とうたっていた求人が「〇〇経験1年以上で応募可能」「〇〇の実務経験者募集(期間問わず)」など未経験者の応募不可に変更されることも増えました。
未経験者OKの求人の場合でも、即戦力として何ができるかをはっきりとアピールする必要があります。未経験職種を希望されている場合は、次の仕事に応用可能なスキル・経験があるとアピールできているか今一度考えてみましょう。
まだまだコロナによる変化はありますが、今回はこのへんで。厳しい状況が続きますが、止まない雨はない!前向きに、しっかりと取り組んでいきましょう。
帰国キャリアドットコム
篠山 美季(Miki Sasayama) Facebook: @kikokuconsulting
新卒で入社した会社ではコワーキングスペースの運営責任者として、スタートアップのビジネスマッチングや次世代の働き方のセミナーなどのイベントを数多く実施。その後、ITベンチャーの人事として入社し、採用と組織改革を行い、現在はその経験を活かし帰国者の就活の支援を行っている。