コロナで注目される「ポータブルスキル」とは|就活に打ち勝つ!ワーホリ・留学生のための「帰国キャリア」【第38回】
さて、コロナショックを経験した今「いつでも」、「どこでも」力を発揮できるスキルとして、「ポータブルスキル」というキーワードが注目を集めています。これはリモートワークでどこでも働ける!という意味ではなく、特定業務に紐付かずに活用でき、どんな仕事や会社でも活かせるスキルのこと。
キャリア面談をしていると「私スキルが何もなくて…」と落ち込む方が多いですが、そのような方が思い描く“スキル”は特定の業務に紐づくスペシャルスキルの場合がほとんどです(プログラミングスキルや会計スキル、営業スキルなど)。
スペシャルスキルと対象的に、ポータブルスキルとは、
- スケジュールをきちんと建てていく「計画力」
- 業務のPDCAを回していく「推進力」
- 対人コミュニケーションの際に求められる「説得力」や「傾聴力」
など、どんな仕事であっても必要とされる仕事をする上でのベースとなるスキルです。
イメージとしてはポータブルスキルの上にスペシャルスキルを積み上げていくイメージです。ポータブルスキルが多ければ活躍の幅は広がりますし、スペシャルスキルが積み上がると希少価値の高い人となります。転職や就職を検討している人は、自分が持っているポータブルスキルはどのようなものなのか向き合ってみましょう。そのポテンシャルをキャリアプランの中でどう活かすかが、転職・就職活動の成否を握っているかもしれませんよ!
帰国キャリアドットコム
篠山 美季(Miki Sasayama) Facebook: @kikokuconsulting
新卒で入社した会社ではコワーキングスペースの運営責任者として、スタートアップのビジネスマッチングや次世代の働き方のセミナーなどのイベントを数多く実施。その後、ITベンチャーの人事として入社し、採用と組織改革を行い、現在はその経験を活かし帰国者の就活の支援を行っている。