ルアーフィッシングを始めてみませんか? その3|ルアー屋さんのオンタリオ釣り日記【第49回】
前々号でフィッシングライセンスの購入法、そして前号でどんな釣り具を買ったらいいか?と書き進めてきたルアーフィッシングを始めてみませんか?企画ですが、その第3弾目となる本号では、いよいよ実釣編に突入したいと思います!!(ついにこの時がやって参りました!笑)
本物の餌を使った釣りの場合は、餌を放り込んでおけば魚が釣れる可能性はありますが、偽物の餌で魚をだまくらかして釣るルアーフィッシングの場合は、どうやって偽物のルアーを本物の餌と間違わせて食わせるか?というプロセスが非常に重要になります。
それは本当に奥深い世界で、世界中に熱狂的なルアーフィッシングファンが沢山いるのもそんなゲーム性の奥深さからではないかと思います。
ルアーフィッシングの対象魚は肉食魚の全てがターゲットになるといっても過言ではなく、常に千変万化し続ける自然、そして多種多様な対象魚に合わせて、星の数ほどのルアーが存在し、今も新しいルアーが生み出され続けています。それは長年に渡って繰り広げられてきた魚と人間の知恵比べが生み出した英知の結晶と言ってもいいのかもしれません。
そんなルアーフィッシングですが、最初にトライするなら、いきなり難しい魚ではなく、比較的簡単に釣れる魚からチャレンジされるのが良いと思います♪
オンタリオの場合ですが、一番のお勧めはパンフィッシュと呼ばれるサンフィッシュ科の魚をターゲットにするのがお勧め!
具体的な名前を挙げると、ブルーギル、パンプキンシードフィッシュ、ロックバス、クラッピーなど、割とどこにでもいて、ルアーにも素直に反応してくれるお魚さん達がルアーフィッシングの初挑戦のターゲットとしては最高だと思います。
そんなパンフィッシュ君達相手にどんな場所で釣りするかですが、オンタリオ湖のような大きな湖の場合は、マリーナや湾の中など、奥まった静かなところを探してみてください。その他の小さな湖や池でも同じく、風などがあまり当たらない穏やかな場所でこのパンフィッシュ君達を見かけることが多いと思います。お勧めはオンタリオ各地にあるコンサベーションエリアで、このエリア内には大抵の場合、湖や池があり、良い釣り場となっています。
湖でのパンフィッシュの探し方ですが、この時期、藻の近くや藻の上などで日向ぼっこをするようにポカーンを浮かんでいる事が多いので、もしいればすぐにわかると思います。その際に偏光グラス(英語名:polarized glass)という水面の乱反射をカットしてくれる特殊レンズが装着されたサングラスを使用すると、水中の様子がグッと見やすくなり、魚を探しやすくなりますのでお勧めです。
で、ポカーンを浮かんでいる、もしくは泳ぎ回っているパンフィッシュ君達を見かけたら大チャンス!小さめのルアー(おすすめは写真のルアー)をパンフィッシュ君達のそばでゆっくり泳がせてみてください。
この方法で、きっと食いついてくれるはずです!
この夏、ぜひルアーフィッシングに挑戦して、感動を味わってくださいね~!
西根博司 (にしね ひろし)
鳥取出身。ルアーフィッシング歴33年。プロルアービルダー歴26年。カナダ歴18年。寝ても覚めてもルアー作りと魚釣りのことばかり考えている典型的な釣りバカ人間。
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