クラブの選び方〜グラインド〜|新ミサキのカナダ・ゴルフライフ 第72回
今回は、単品ウェッジによくあるグラインドについてお話していきます。みなさんはウェッジを買う時、または売っているのを見た時に、◯◯グラインドなどという文字を見たことがありますか?もちろん全てのウェッジにかいてあるわけではありませんが、グラインドと書かれたクラブがいくつかあります。
ウェッジの「グラインド」とは、クラブのソール(底面)を削り加工することで、クラブの特性や用途を調整する設計技術を指します。グラインドの形状や削られ方によって、クラブが地面と接触する際の挙動が変化し、ショットの打ちやすさや球筋のコントロール性に影響を与えます。特にウェッジはアプローチやバンカーショットなど多様なシーンで使用されるため、適切なグラインドを選ぶことがスコアアップにつながります。
たとえば、Cグラインド(主にキャロウェイ)はソールの後方やヒール部分が大きく削られており、フェースの開閉がしやすいのが特徴です。これにより、ロブショットや高いスピンが必要なショットが得意になります。一方、Sグラインドは万能型で、あらゆる状況で安定したパフォーマンスを発揮するため、初心者から上級者まで幅広く人気です。また、Kグラインド(主にタイトリスト)はソールが広く安定性が高い設計で、特にバンカーショットに強く、柔らかい砂地でも抜群の性能を発揮します。
ウェッジのグラインドは、一見すると地味な要素ですが、スコアメイクにおいて大きな役割を果たします。自分のプレースタイルに合ったグラインドを見つけて、アプローチやバンカーショットでの精度を高めましょう。