マイゴルフ~ゴルフのすすめ~第29回
Q&A バンカーでボールが目玉焼き状態になってしまった場合
ゴルフについて読者からのご質問にお答えするQ&Aで掲載しています。皆様からのお問い合わせをお待ちしております。お問合せ先は、info@torja.ca まで。回答は右打ちスイングでお答えします。左打ちは全て逆になります。
ゴルフ暦: _、ハンデー: _(又は平均スコア:_)、
年代: 20歳以下、20~40歳、40~60歳、60歳以上、また性別: 男性、女性をご記入下さい。
Q.グリーンまで100ヤードのセコンドショットをピッチングウエッジでショットしたら、ボールが高く上がってサイドバンカーに掴まってしまいました。高いボールでバンカーに打ち込んだために、ボールが目玉焼き形状のようになってしまいました。脱出する方法、攻め方について教えて下さい。
ゴルフ暦:1年、ハンデ-:不明(スコア100前後)、30代、男性
A.バンカー内の目玉の状況にもいくつか種類があります。ボールを中心に火山の噴火跡の様にボールの周りが盛り上がって目玉焼きの形状になっている場合、ボールだけがすっぽり砂の中に沈んでいる場合、スパイクシューズの踏み跡に入り込んでいる場合、レイキ跡に入り込んでいる場合、等いろいろです。このような状況では、ナイスショットは望めません。自分にとって一番易しい脱出方法を考える事が第一です。
先ずは、目玉焼きのライ、ボールだけがすっぽり沈んでいる場合について解説します。
1.ボールのライを確認する。
①ボールが完全に砂の中に沈んでる。
②ボールが80%ほど沈んでいて、ボールの頭が見えている。
③ボールが2/3ほど沈んでいて、1/3は砂の外に出ている。
2. 砂の重さを確認する。
① 砂利のように重い。(雨上がりの砂は重たくなっている。)
②粘土のように粘りがある。
③ ホワイトサンドで軽い。
3. 脱出する飛距離、高さを確認する。
①1m以上の段差がある。
②50cm~1mくらいの段差で3ヤード以上の飛距離を必要とする。
③50cm以下の段差で3ヤード以下の飛距離で脱出が可能になる。
以上のような状況下では通常のバンカーショットではなく、冷静に判断をする必要があります。
①の場合は、脱出を無理と判断し、アンプレイヤブルを宣言し、2クラブ内にドロップする。
(1ペナ)
②の場合も同じく無理と判断すれば、アンプレヤブルを宣言するも良し、一か八か挑戦するも良しです。場合によっては、グリーンを狙うのではなく、反対方向に向けて脱出することもあります。
③の場合は、下記の要領で挑戦してみましょう。
- サンドウエッジ又はAW で10~15°フェースを被せます。(ヘッドを時計の10時方向に向ける。)そうする事で、クラブヘッドが垂直に立ち砂の中にヘッドを深く沈めることでできます。
- ボール位置を右足寄りにセットアップします。グリップを通常よりもしっかり握ります。
- クラブヘッドを真っ直ぐ上にあげて、ボールの5 cm手前にリーディングエッジを打ち込みます。
- 通常のバンカーショットよりも大きくテイクバックをとります。
- フォロースルーをしっかりとって、途中で力を緩めないように。
これで、目玉から無事脱出成功です。ただし砂が重い場合、クラブが深く入り込んだ場合、手首を痛めることがあるので要注意です。
ボールの飛距離の判断は、フェースの被せ具合、クラブを振り下ろす力加減にもよるので、事前に練習をしておかなければなりません。経験のないことを一か八でやるのは無謀です。ゴルフで無謀は禁物です。
スパイク跡、レイキ跡にボールがある場合は、ボールが沈んでいる訳ではないので、フェースを閉じる必要はありません。通常のバンカーショットの様にフェースを開いてバウンスを利用して砂を爆発させた方が良い結果になるでしょう。ただし、ヘッドを少し深く入れたいので、大きく振るようにしましょう。
カナダ・ゴルフ・ティーチングプロ 藤井 勇
ゴルフ暦:38年 オンタリオ公式ハンディキャップ:7
2006年9月25日にオンタリオ州クロスウインズ・ゴルフクラブで行われた2006年度カナディアン・ゴルフティチャーズカップに初挑戦し、スー パーシニア部で初優勝。2007年10月にラスベガスで開催されたゴルフティチャーズ・ワールドカップにカナダ代表として初出場、スーパーシニア部門で4 位入賞。2009年度カナディアン・ゴルフティチャーズカップに再挑戦し、スーパーシニア部門で2度目の優勝を飾った。





