マイゴルフ~ゴルフのすすめ~第28回
ゴルフについて読者からのご質問にお答えするQ&Aで掲載しています。皆様からのお問い合わせをお待ちしております。お問合せ先は、info@torja.ca まで。回答は右打ちスイングでお答えします。左打ちは全て逆になります。
ゴルフ暦: _、ハンデー: _(又は平均スコア:_)、
年代: 20歳以下、20~40歳、40~60歳、60歳以上、また性別: 男性、女性をご記入下さい。
Q.今回はグリーン周りのバンカーから脱出する方法、攻め方について詳しく教えて下さい。
ゴルフ暦:1年、ハンデ-:不明(スコア100前後)、30代、男性
A.こんにちは。1ラウンドのゴルフで2回や3回はバンカーに捕まります。バンカーを避けて通れないのもゴルフなのです。バンカーはコース設計者がプレヤーに挑戦を仕掛けている罠でもあるのです。グリーンを簡単に攻められないように守っているのでガードバンカー、又はずばりトラップ(落とし穴)とも言います。バンカーに入ったボールを1回で脱出できないと、熱くなって闇雲にクラブを振り下ろすと、ますますボールが砂の中に沈んだり、自分の足跡の中に深く入ってしまったりで奈落の底に突き落とされる破目になりかねませんので要注意です。しかし、実際には、バンカーショットは深いラフからのショットよりも易しいのです。正しく構え、ゆっくりリズム良く、バランスを崩さずにスイングすれば、ドライバーで200ヤード飛ばすよりも簡単なのです。それでは、バンカーショットの脱出方法、その基本について解説します。
バンカーショットのセットアップ
- 使うクラブはサンドウエッジ(通常は56°)、砂地で体が幾分沈むので、短く持って挑みます。
- スタンス(アドレス)は、ターゲットに対し10°~15°程度オープンに構えます。
- 通常のアイアンショットよりも両足を広げて両膝を折り曲げ、重心を下げて下半身の安定を計ります。
- ボール位置は、左踵の前辺りです。両足で砂を掻き分けて両足の底が硬い地面に接触するように安定させて構えます。体の重心は左足7:右足3の割合にし、ボールの3~5cm後ろ辺りです。
- SWのフェースがほぼ真上に向くほど、思い切って十分に開いて構えます。
- バンカー内ではクラブが砂、その他の物に触れると2ペナなので、しっかりコッキングしてヘッドをボールの右上辺りに来るように構えます。(バンカー内ではソールすると2ペナです)
- ボールの5cm手前の目印を見つけて、そこにクラブヘッドを打ち込むことをイメージします。
バンカーショットのスイング軌道
- 自分の肩の線(オープンにする)に沿って平行に10cm程度真っ直ぐ低くテイクバックします。
- そこからコッキングを使ってクラブヘッドを鋭角に真上に上げます。体重移動はしません。
- 左腕が地面と平行になった辺りをトップとします。クラブのシャフトは地面に対して垂直です。
- 左体重でダウンスイングを始め、右上から左下に振り下しアウトサイド・インのスイング軌道です。
- 体重移動はしませんが、腕力でスイングするのではなく、上半身は十分に捻り、体全体でスイングします。
- クラブヘッドがボールの3cm~5cm手前から入り、ボールの真下で砂を爆発させて、そのままボールの下を潜り抜けるように振り抜きます。ここが非常に肝心で、10cmも手前にクラブが入ると砂の爆発力がボールに伝わらずボールの飛距離が十分に出ないのでバンカーから脱出できない場合も生じます。又、1cm手前に入った場合はクラブフェースにボールが当たり、ホームランが出てしまいます。それ故、体重移動なしで、下半身を安定させて、必ずボールの3~5cm手前にクラブヘッドが下りるようにしなければなりません。
- もう一つ大事なことは、ヘッドがボールの下を括り抜けるまで、自分の頭を動かさないことです。
- クラブヘッドがボールの下を括り抜けた時点で、スピードを緩めずに左上に振り上げます。
- グリップを左肩の上まで振り上げれば、そのがフィニッシュで、バンカー脱出が成功です。
バンカーショットの飛距離は、フェースの開き具合、ヘッドスピード(テイクバックの大きさ)で調整します。砂の硬さにも影響されるので、スタート前に10球ほど練習しておくと、バンカーショットに自信が出てきます。バンカーショットが好きになれば、ゴルフがますます面白くなりますよ。
カナダ・ゴルフ・ティーチングプロ 藤井 勇
ゴルフ暦:38年 オンタリオ公式ハンディキャップ:7
2006年9月25日にオンタリオ州クロスウインズ・ゴルフクラブで行われた2006年度カナディアン・ゴルフティチャーズカップに初挑戦し、スー パーシニア部で初優勝。2007年10月にラスベガスで開催されたゴルフティチャーズ・ワールドカップにカナダ代表として初出場、スーパーシニア部門で4 位入賞。2009年度カナディアン・ゴルフティチャーズカップに再挑戦し、スーパーシニア部門で2度目の優勝を飾った。




