マイゴルフ~ゴルフのすすめ~第23回
第23回 Q&A スライスを直したい。
今月号から読者からのご質問にお答えするQ&Aで掲載します。皆様からのお問い合わせをお待ちしております。お問合せ先は、info@traja.ca まで。回答は右打ちスイングでお答えします。左打ちは全て逆になります。
ゴルフ暦: _、ハンデー: _(又は平均スコア:_)、
年代: 20歳以下、20~40歳、40~60歳、60歳以上、また性別: 男性、女性をご記入下さい。
Q.スライスを直したい。克服の早道を教えて下さい。
(ゴルフ暦:1年、ハンデ-:不明(スコア100前後)、30代、男性)
A.こんにちは、スライスでお悩みとの事。それでは先ず、スライス(ボールの飛球が真っ直ぐ又は右方向へ飛び出して、その後、ボールの右回転によりますます右方向へ湾曲して飛んで行く様のこと)はどうして生じるのか、を考えましょう。
そもそもゴルフクラブは何もしなければ、フェースが開いてスライスしやすいようにできています。
インパクト(クラブヘッドがボールを捉える瞬間)で、クラブフェースが開いていると、ボールを右方向 に打ち出すことになる。
- クラブヘッドの軌道がアウトサイド・インになれば、ボールに右回転のエネルギーを与えることになり、 スライス玉が生じる。
- フォロースルー(インパクト後のクラブヘッドの軌道)でフェースが開くと、同じくボールに右回転のエネ ルギーを与えることになり、スライス玉が生じる。このことを理解し、解消方法を考えましょう。
アドレスでは、
- グリップがウイークでないかどうか、左手人差し指と親指のV字が右肩を向いているかどうか、右手のV 字が左手のV字に平行であるかどうか、確かめる。
- 両足、肩のライン、腰のラインがターゲットに対してオープンになってないか、確かめる。
- 右肩、右太ももが前に出ていないか、確かめる。
上記の様に正しくアドレスすることができれば、スライスの原因の半分を解消することができます。
次に、スイング軌道については、
- テイクバックでシャフトが地面と平行になる時点(ハーフスイングと呼ぶ)までフェースがやや地面を指すようにテイクバックして行き、その時点でフェースが約20度、時計の10時半の方向を向いているかどうか、つまり自分の前傾角度と平行かどうか、確かめます。
- トップでは、フェースが約45度ほど空を向くようにしてください。
- ダウンスイングでシャフトが地面と平行になる時点で、テイクバックと同じ軌道になるようにし、フェース が同じく10時半の方向を向いているかどうか、確かめます。
- そのまま、インパクトまでフェースがスクエアにボールを捉えているかどうか、確かめます。
- その後、フォロスルーでは、シャフトが地面と平行になる時点で同じように時計の10時半の方向を向い ているかどうか、確かめます。
- ハーフスイングの軌道は、テイクバックでは真っ直ぐ引いてからインサイドに引き、ダウンスイングではイ ンサイドからアウトサイドに向けてスイングします。フォロスルーでは真っ直ぐ押し出してからインサイドへ 引く軌道になります。
ご自分のスイング軌道、フェースの向きを素振りをしながらスローモーションで確かめると良いでしょう。
最初はハーフスイングでボールを打ちながら正しいフェースの使い方を覚えるのが早道です。
アドレス、テイクバックの軌道、フェースの向き、ダウンスイングの軌道、フェースの向き、インパクトのフェースの向き、フォロスルーの軌道、フェースの向きをコントロールする重要性を理解すれば、フェースの芯でボールを捉える事ができ、気持ちよく振り抜けるようになります。フェースのコントロールは手首による操作ではなく、体全体のスイング回転でコントロールするコツを掴むことが要です。
同じ事を7番アイアンやドライバーでハーフスイングの練習をすれば、スライス解消は間違いなしです。
さて、そのスライスですが、使い方によってはそれほど悪い軌道ではないのです。例えば、ボールの打ち出し方向がターゲットの左側で、スライスしてターゲットに向かって着地するのであれば、これをフェードボール、又はカットボールと呼びますが、タイガーウッドはこのカットボールを武器にグリーンを攻めてボールにスピンをかけて止めています。ですから、スライスで悩むよりも、スライスを持ち球にするのも選択肢の一つです。毎回、同じ弾道でスライスをかけることができれば、ゴルフもまた楽しくなります。
カナダ・ゴルフ・ティーチングプロ 藤井 勇
ゴルフ暦:38年 オンタリオ公式ハンディキャップ:7
2006年9月25日にオンタリオ州クロスウインズ・ゴルフクラブで行われた2006年度カナディアン・ゴルフティチャーズカップに初挑戦し、スー パーシニア部で初優勝。2007年10月にラスベガスで開催されたゴルフティチャーズ・ワールドカップにカナダ代表として初出場、スーパーシニア部門で4 位入賞。2009年度カナディアン・ゴルフティチャーズカップに再挑戦し、スーパーシニア部門で2度目の優勝を飾った。





