マイゴルフ~ゴルフのススメ~第34回
Q&A ウエッジの選び方(後半)
ゴルフについて読者からのご質問にお答えするQ&Aで掲載しています。皆様からのお問い合わせをお待ちしております。お問合せ先は、info@torja.ca まで。回答は右打ちスイングでお答えします。左打ちは全て逆になります。ゴルフ暦: _、ハンデー: _(又は平均スコア:_)、
年代: 20歳以下、20~40歳、40~60歳、60歳以上、また性別: 男性、女性をご記入下さい。
Q.今回はウエッジの選び方について教えてください。ゴルフショップにはいろいろなメーカーのウエッジがあって、どれが自分に適しているのか分かりません。何を基本に選べば良いのか、アドバイスをお願いします。
ゴルフ暦:1年、ハンデ-:不明(スコア100前後)、30代、男性
A.前号では「ウエッジを選ぶ基本となるのは、ロフトとバウンスです。」とお答えし、ロフトについて解説しました。今回は、通常余り耳にしないバウンス(Bounce)(クラブの底<ソール>を厚くしてバンカー内で程よく跳ね返ってくれる様にデザインされた部分)について解説します。
バウンスについて AW、SW、LWのソール幅は、他のアイアンに比べて広くなっており、丸く盛り上がっています。この部分のことをバウンスと呼びます。そしてその大きさや形状によって使い勝手が異なってきます。
バウンスが大きくなれば、バンカーや深いラフからのショットが打ちやすくなります。と言う訳でサンドウエッジはバウンスが大きいのが普通ですが、フェアウエイからのショットにはバウンスが大き過ぎると邪魔になり、そのバランスの度合いを考えて決めることになります。そこで決め手となるのが、バウンス角(盛り上がり部分の角度)で、サンドウエッジのバウンス角は10°から15°です。10°が小さ目、12°が普通、14°~15°が大き目です。例えば、サンドウエッジには、ロフト56°の表示の下に小さ目の数字で12又は14と表示されています。(表示がない場合は、標準の12でしょう)バンカーショットが苦手の人には大きなバウンスでバンカーから脱出しやすい56/14表示のSWを選ぶことをお勧めします。そしてバウンスが小さくてもバンカーショットに問題ない人であれば、30ヤード以内のグリーン周りの寄せなどのショートゲームにも使える56/12をお勧めします。
カナダ・ゴルフ・ティーチングプロ 藤井 勇
ゴルフ暦:38年 オンタリオ公式ハンディキャップ:7
2006年9月25日にオンタリオ州クロスウインズ・ゴルフクラブで行われた2006年度カナディアン・ゴルフティチャーズカップに初挑戦し、スー パーシニア部で初優勝。2007年10月にラスベガスで開催されたゴルフティチャーズ・ワールドカップにカナダ代表として初出場、スーパーシニア部門で4 位入賞。2009年度カナディアン・ゴルフティチャーズカップに再挑戦し、スーパーシニア部門で2度目の優勝を飾った。