Tax Accountant 稲本 早希さん 兵庫県出身・トロント在住|キャリア目標のあるカナダ留学
「キャリアにつながる留学・進学」をサポートするMYNDS。私たちがこれまでにカウンセリング・留学サポートをし、現在は社会人としてカナダで活躍する方々にスポットを当てていきます。
- カナダ滞在歴…7年
- 卒業校…Seneca College Pre-Business(1年)
- カナダの好きなところ…多様性、食べ物が美味しい、ワークライフバランスが取りやすい
- 目標・目的を達成するために大切なこと…日々達成していけるような、小さい目標を沢山作ること
現在について
ー現在のお仕事の内容を具体的に教えてください。
第一子出産後、一旦仕事をストップしていますが、産前はタックスリターンの代行会社に勤めていました。来店されたお客様から必要な情報や書類をお預かりし、専用ソフトへ入力→お客様へ入力内容の説明→不備があった際の確認等を電話や対面で行うという仕事です。忙しい日はお客様対応や会計等の受付業務のサポートを行うこともありました。
ーお仕事のやりがいはどのようなところですか?
当時はコロナ渦であった為、お客様と対面でお話をする機会が減りはしましたが、それでもお客様に満足してもらえたか、その場で手ごたえを感じる事が出来るのがやりがいの一つでした。またコツコツと自分のペースで出来る仕事は、私の性格にも合っていました。多様性のあるトロントで、様々なバックグラウンドを持つ仲間と働く事で、常に沢山の刺激をもらえました。
カナダで生きていく力をつけたくてカレッジへ。
留学前
ーカナダ留学を決めた理由は何ですか?
エアライン科のある専門学校で接客マナーやサービスの基本を学んだ後、京都にある百貨店にて販売、バイヤー業務、マネジメント等に5年間携わりました。
学生時代から海外への興味や憧れを持っており、京都という土地柄、外国人観光客の方と接する機会も多く、「英語力を上げたい、海外で生活したい」という気持ちが強くなったことが理由です。
ーカレッジ進学を決意した経緯を教えてください。
ワーキングホリデーでカナダへ来た時には、具体的な将来のプランは特になく、英語力の向上、現地企業オフィスで働く、といった小さな目標を描いていた程度です。
留学中に現在の夫に出会い、カナダへ移民をしたいと思うようになりました。カナダで生きていくには、英語力と就職に繋がるスキルが必要と考え、カレッジ進学を決めました。会計には興味があり、また需要のある仕事といった理由から、専攻することにしました。
進学の相談をしたMYNDSには、カナダでの進学経験がある信頼できるカウンセラーの方がいて、私の当時の英語レベルや経済的な面も踏まえ、的確なアドバイスをして頂きました。
留学中
ーカレッジ在学中のエピソードを教えてください。
セネカカレッジのPre-Businessコースを専攻し、数学、会計、経済、エクセル、栄養学など、カナダ社会へ出るための基礎知識を幅広く学びました。授業中はとにかく他の生徒の質問や発言が多く、日本との違いに圧倒されました。授業についていくのも大変で、授業外で先生に質問をしたり、予習復習をしっかり行いました。クラスに留学生は沢山いましたが年齢層は幅広く、高校を卒業したばかりの学生、移民を目指す人、移民後に就職を目指す人、30〜40代の学生など様々でした。
意外なところから就職のチャンスを見つけ出す。
就活
ー就職活動のエピソードを教えてください。
オフィス系企業やブックキーピングなどの業種に絞って就職を目指しましたが、履歴書を送ってもなかなか返事がなく、気づけば面接すら行けないまま何十社も落ちていました。途中、知人にアドバイスをもらいつつ、履歴書の修正を繰り返しましたが、ここまで落ち続けた経験は人生で初めてで精神的にも辛かったです。
ある時、企業主催のトレーニングコースを見つけ、成績優秀者には面接の機会が与えられるというものだったのですぐに受講しました。無事にテストで合格点を取ることができ、面接を経て採用に繋げることができました。
ーカナダでのキャリアアップについて教えてください。
カナダでは年齢、性別問わずキャリアアップを目指す方が多いです。キャリアアップの為に転職、仕事をしながら夜間のカレッジに通学、新たな分野を専攻し直す等、方法は様々です。また女性でも妊娠、出産を経て、フルタイムの仕事へ戻る人もとても多いです。年齢や過去の経歴に捉われず、何歳になっても成功する可能性は大いにあります。やりたいと思ったら、ぜひ一歩踏み出してみてください。
カナダで就職を目指す学生へアドバイス
カナダでの就職は決して簡単ではないかもしれませんが、やってみたい!と一歩ここまで踏み出してきた気持ちを忘れないでください。
日本人の弱点とよく言われるのが自己アピールの弱さです。遠慮していては、あっという間に他の人に取られてしまいます。
ただ私がカナダへ来て強く感じる事は、日本人の丁寧さ、清潔さ、生真面目さは、ここでは強みになるという事。失敗をして当たり前、めげずに挑戦してみてください!