ナイアガラの滝からの洗礼!クルーズ船で笑うしかない状況に|#編集部ブログ
カナダに来て2年が経とうとしていますが、今回3度目となるナイアガラの滝に行ってきました!初めては昨年の1月1日、2回目は昨年8月の真夏日、そして3回目の今回は10月という寒さが厳しくなる前の秋。夏、秋、冬の3つの季節でナイアガラの滝は全く違う景色になり、今回は紅葉と滝の共演を楽しむことができました。
10月下旬にもかかわらず20度を記録するほど気候が良く、観光には最高の日。バンクーバーからトロント旅行に来た友人を案内しながら、私自身も久しぶりのナイアガラの大自然に魅了された時間を過ごすことができたと思います。やはりナイアガラの滝といえばクルーズです。前回に続き2回目の経験なのでどんなものか知ってはいたのですが、まさかあんなことになるとは思ってもいませんでした…。
ナイアガラには3つの滝があり、1つずつ近づきながらその雄大さを感じられる大人気クルーズですが、万が一濡れると大変なので赤いカッパを着て搭乗します。船は2階建てで、もちろん視界の開けた2階が人気スポット。友人と2階に上がり、滝に近づくのをスマートフォンの動画に収めたり記念に写真を撮ったり大はしゃぎでした。アメリカ側の滝をすり抜けたときまでは良かったんです。問題はカナダの滝に近づいた時でした。
船で近づくにつれ、滝水がミスト状になって降りかかってきます。友人には「前髪がちょっと濡れる程度だと思うよ〜」と余裕ぶって伝えていたのも全て、昨年夏に体験していたからこそ。しかし今回はちょっと様子が違ったのです。50m以上の落差がある滝を目の前に興奮しながら写真を撮っていると、ミスト…いえ、雨粒のような大量の水がかかってきたではありませんか!風も強く、水が横に降りかかってくるのでまるで台風のよう。手にしていたカメラはずぶ濡れになり、“雨粒”がひどくて目は開けられず、カッパはなんの役目も果たさず、本当に悲惨な現場でした。最初は「今日は風が強くてミストがたくさんだなあ」という程度だったものが、最終的には「これはシャワーかな?」というほどの強さに。もはや台風並みの“雨風”に、乗客のほとんどが1階に避難。友人と私はもはや笑うしかありませんでした(笑)まさか自然からこんな洗礼を受けるとはとおもしろくもあり、驚きもあり、とても良い経験だったと思います。船にいた他の観光客の中には、あえて屋根のないところに留まってまるで映画「ショーシャンクの空に」の主人公が雨の中両手を広げていたようにポージングしている人もいました。全員がまさに“体を使って”ナイアガラを楽しめた時間だったと感じています。
個人的にも絶対に忘れられない時間になりましたし、今後またナイアガラに遊びに行ってぜひクルーズ体験がしたいです。次は春のナイアガラを見に行き、4つの季節全てコンプリートも密かに狙おうと思います。みなさんも、もしナイアガラの滝クルーズに参加される際は、ぜひずぶ濡れを覚悟で楽しんできてくださいね!
福島未来
ザ・文系なのにデータ分析を学ぶためトロントに留学に来た元新聞記者。宮崎県出身なので冬は大の苦手。趣味は映画鑑賞とK-pop!フィンチの韓国系カラオケ店によく出没します。将来の夢はデータジャーナリスト。