今年はこうなる! 2014年大予想
2013年は地球儀ベースで見ればアベノミクスで沸いた日本以外は比較的落ち着いていたのではないだろうか?アメリカは債務上限問題や予算措置で揉め続けているが結局それは内輪の人的問題。むしろ年の後半に出た防空識別圏を含む日中韓の関係は中韓の新たな指導者の下、今後も緊張感が継続するのかもしれない。
そんな中、2014年、何が起きるのか、昨年に引き続き、大胆に予想してみよう。
本誌2013年1月号で大予想をさせていただいたが結果として言えるのはベクトルの長さが違ったということだろうか?外したものは別として、当たっているものについてはゴルフのパターでいう「ショートで届かず」という感じであった。言い訳をするつもりではないが、アベノミクスの反応については想定を上回り、当時の専門家の予想もことごとく「ショート」しており、先を読む難しさを改めて感じた。
しかし、これに懲りずに、前年の失敗を糧に2014年の10大予想を立ててみよう。
1. アベノミクスは踊れど景気は匍匐前進、黒田日銀総裁のインフレ2%は届かず
成長の矢は放ったものの思ったより遠く、命中するのは困難。アベノミクスに期待した筋は「違うじゃないか」と反旗を上げないとも限らない。一方、異次元の金融緩和でインフレ率2%台への自信を見せた黒田日銀総裁も1%のインフレは達成するも、その先は成熟経済の厚い壁に阻まれる。
2. 円ドルの為替は115円台、日経平均株価は18000円台に
日銀は追加の金融緩和、アメリカは量的緩和離脱時期の模索で為替は円安ドル高基調。株価も素直に反応し、18000円台まで戻すシナリオは多くの専門家の予想とも合致。しかし株高で喜ぶのは外国人投資家と高齢の日本人個人投資家のみ。儲かったらせめて孫にうまいものでも食べさせてあげてほしいものだ。
3. AKB48人気は下降、個性派時代に
AKBのメンバーを覚えられなくなったお父さん、お母さんあたりからその人気は陰りを見せ、小中学生からAKB古いよ、という声の出る日は遠くあるまい。キーは次のAKB総選挙での大島の行方か?おにゃんこ、モー娘で実証済みの歴史は繰り返すのである。が、なぜ、嵐は廃れないか、これは個性が光るから、と言っておこう。
4. アメリカは金融の量的緩和脱却も金利は当面上がらず
1月説、3月説が流れる中、結局は金融緩和だけでは経済は浮上しないということ。シェールガス業界の不況もささやかれ、車はやっぱりトラックだよね、というアメリカは変われないのか。イエレンさんの「車たくさん作って早く失業率、下げてよ」という声が聞こえてきそうだ。
5. アメリカの政治は混とんとし、オバマ大統領は窮地に
共和党が悪いのか、オバマ大統領のカリスマ性がなさすぎるのか、はたまたティーパーティーの声の大きさにおののいたのか。いや、パソコンで変換すれば「スノー殿」と出るたった一人の男にシナリオを壊された大統領は任期を全うできるのかという不安が世界を憂鬱にさせるかも。
6. 韓国の二股外交はとん挫、朴大統領はアメリカ寄りに政策変換
中国にすり寄った朴大統領。日本との疎遠は結果として自滅行為だと国内からバッシングの声。おまけに防空識別圏問題まで飛び出し、隣国の不穏な動きも含め、やっぱりアメリカ頼みとすれば、日本とも仲良くしておいた方が得という天秤に朴大統領はふくれっ面?
7. 中国は国内問題に振り回され、外交はそのはけ口に
広い中国、西の彼方の民族問題よりも太平洋がお好き、とは習近平国家主席のこと。経済関係は仲良く、領土は譲らない、の姿勢はお財布を広げたブラックホールにも見える。日本人には中華料理、中国人は中華思想ではバランスが悪すぎる。
8. 中東が脱石油ビジネスで脚光を浴びる
中東の航空会社のサービスはもはや世界のビジネスマンの虜。乗り換えで中東に立ち寄らせる戦略はそのうち「一度降りてみようか」という気にさせるかもしれない。砂漠とラクダと石油のイメージはフジヤマ、ゲイシャ、シンカンセンの国と同じ道のりを辿るかも。
9. SNSの覇者、フェイスブックは人気急落
フェイスブック、能動的参加者と受動的参加者が作り出す世界とは砂上の楼閣。結局、人はそこまでオープンになれないということかもしれない。ライバルも数多く、第一次エントリー層の若者は個性を出したいというのも世の鉄則。5年のビジネスライフは結局、競争激化の結果とも言えよう。
10. 資源ブームの去ったカナダに春は遠い
アメリカ向け原油の最大輸出国、カナダでもシェールや資源ブームの波は去り、一時は米ドルに追いついたカナダドルも再び引き離される運命はイギリスの中銀総裁を輩出し、世界的に著名になったトロント市長をもってしても難しいようだ。
金融緩和というカンフル剤もいつまでも効力が続くわけではない。若者は変化や刺激を求め、保守本流よりも革新的な風潮は世界の流れ。2014年も驚くようなことが起きるかもしれない。ならば、ソチオリンピックで日の丸ラッシュ、ワールドカップでブルーのユニフォームが輝きを増して欲しいものだ。番外編の個人的願望としては北方領土交渉がまとまることと村上春樹のノーベル賞再挑戦か、ということでそろそろ終わりとしよう。
了
岡本裕明(おかもとひろあき)
1961年東京生まれ。青山学院大学卒業後、(株)青木建設に入社。開発本部、秘書室などを経て1992年同社のバンクーバー大規模集合住宅開発事業に従 事。その後、現地法人社長を経て同社のバンクーバーの不動産事業を買収、開発事業を推進し完成させた。現在同地にてマリーナ事業、商業不動産事業、駐車場 管理事業、カフェ事業など多角的な事業展開を行っている。「外から見る日本、見られる日本人」の人気ブロガーとしても広く知れ渡っている。













