オンタリオの大地と共に30年!|オンタリオ州・アウトドアの魅力。楓の森の歩き方 第55歩
今年は私たちがオンタリオ・アウトドア・アドベンチャーズとして、英語と日本語を話すネイチャーガイドと共に、このオンタリオ州の広大で豊かな森と湖の大地を案内するツアーをはじめてから30年目の年となります。
私たちには、とても長い道のりの大切な30年でしたが、大自然の大いなる時の流れから考えると、何も変わることのない30年。情報技術が発達し、年々めまぐるしく変わっていく私たちの生活圏からそう遠くはない場所で、私たちが愛してやまないオンタリオの原野は、30年経っても変わらぬ姿で私たちを迎え入れてくれます。
今回は、思い出の写真たちと共にガイド記録を振り返りながら、次なる冒険の旅へ向けての想像を膨らませましょう。
1996年8月夜 アルゴンキンパーク :ロックレイクのキャンプサイトで食料を野生動物に食べられないようにバッグに入れて木に吊るし、保管していたら、2匹のムササビが飛んで来てバッグを突きはじめました。食料には被害はなかったのですが、次のキャンプではバッグを補修しなければなりませんでした。
2012年6月朝 アルゴンキンパーク:カヌーキャンプで、トム・トムソンレイクへの移動途中、カヌーの上からメスのムース(ヘラジカ)を発見。近くには子供のムースもいて水辺で親子で水浴びをしていました。
2013年5月朝 アルゴンキンパーク : 雪解け時にハイウェイの側溝に溶け出した塩を舐めに、メスのムースが出てきていました。
2015年8月朝 アルゴンキンパーク:ブラックベアのお母さんと2匹の子熊がトゥーリバースキャンプ場の西側のハイウェイを北から南に歩いてました。
2017年10月夕暮れ アルゴンキンパーク:ビーバーが古い木の枝を噛み切っているのをハイキングトレイルの近くで静かに観察させてくれました。
2018年10月昼過ぎ キラニー州立公園:紅葉のハイキングを終えて、ロッジへ戻る途中、ハイウェイ沿いを珍しいアルゴンキンウルフが二匹、ゆっくりと歩いていました。このエリアは狩猟も禁止されているので、狼も警戒せずに、私たちの車に近づいてきました!
オンタリオのアウトドアフィールドには、このような全く予期していなかった動物たちとの出会いやハプニング、息をするのも忘れるような美しい瞬間に立ち会える事など、予測不可能な状況に出会う事が多々あり、様々な状況に対処することで自分自身を成長させることができます。そして、同じ場所を訪れても、四季や天候などのコンディションによって常に違った光景に出会える特別な場所です。 私たちネイチャーガイドは、その特別な瞬間をできるだけ多くみなさんに体感していただけるように、知識や経験と五感を駆使して案内しています。
30年ツアーを続けて思うことは、皆さんの笑顔は30年前も今も変わらないということです。
これからも皆さんと自然に対する情熱を共有し、大自然の織りなす奇跡の瞬間に出来るだけ多く立ち会えますように。カヌー、ハイキング、バックパッキング、スノーシュー、クロスカントリースキー、釣り、アイスフィッシングなどなど、2019年も生涯の思い出に残る体験型のネイチャーツアーをお届けします!
さぁ、私たちと新たな旅へと出発しましょう!!
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Holly Blefgen(ホリー・ブレフゲン)
オンタリオ・アウトドアアドベンチャーズの代表。ナチュラリスト。春から秋にかけてカヌーととトレッキング、冬はテレマークスキーでネイチャーフィールド へ。30年余りに及ぶガイド経験を持ち、オンタリオ州及び日本における文化・歴史・自然にフォーカスしたツアーを通して、クライアントとその情熱を共有す ることを愉しみにしている。
Special Thanks, Cameron T Powell 写真 / アートワーク / レイアウト:尾西知樹 翻訳:瀧川貴子