世界的指揮者、小澤征爾氏の写真展が開催。 小澤氏が率いたトロント・シンフォニー・オーケストラ(TSO)の当時の演奏者らが集まり、思い出を懐かしく振り返る。
6月16日 ジャパンファウンデーション 写真展:7月31日まで。入場無料

来場者の多くはジャパンファウンデーション内に展示されている小澤征爾氏の写真を見ながら、当時の思い出話に花を咲かせ、会場は同窓会のような雰囲気に包まれた。
今回プログラムオフィサーを務めたジャパンファウンデーションの青柳さんによるウェルカムスピーチ、小澤氏の写真や当時のエピソードの紹介などがされるとともに、今年2014年を小澤氏が1964年にトロント来てから50年の記念として当会を開いたと述べた。リハーサル風景や日本ツアーの様子など4種類の小澤氏のショートビデオを鑑賞し、多くの人は懐かしそうに、時にはビデオの小澤氏にツッコミを入れていた。
小澤氏について当時の演奏者の方によると「彼はいつも僕の名前を正しく発音できなかったが、僕らは良き友になった。音楽を通して、とても深いところでね」「野外コンサートのリハーサルの時に会場は虫や犬の声、公園の雑踏ですごくうるさかったはずなんだ。途中から赤ちゃんも泣いていたし。でも、リハーサルが終わった後に‘打楽器のペダル、踏み込みが甘いよ’と一番後ろの本当に小さな音まで彼には聞こえているんだ。彼を改めて尊敬した瞬間さ」と語るなど、全員がお互いに言語の壁を越え、小澤氏の人柄を愛し、音楽に対する姿勢を尊敬し、彼が居た5年間を忘れられない思い出だと述べた。
小澤氏をTSOに連れてきたWalter Homburger氏に小澤氏をTSOに招待した理由を聞いてみた。「1度ゲスト指揮者としてTSOに来てもらったんだ。その時に一目惚れさ。征爾がビデオで言っていただろう、言葉なんてなくていいのさ。音楽が好きなら、音楽で分かり合えるからね。国籍も人種も関係ないんだ」Walter氏の笑顔から本当に小澤氏を愛し、音楽を愛しているのが伝わってきた。


青柳プログラムオフィサー

歓談を楽しむ来場者たち
写真展はジャパンファウンデーションで7月末まで開催しているので日本を代表する指揮者の原点を見に行ってみてはいかがだろう。
ジャパンファウンデーション
jftor.org
131 Bloor St W, Suite 213. Toronto, ON, M5S 1R1 Phone: (416) 966-1600













